林信行のインスタグラム(nobihaya) - 7月12日 19時49分

横浜市中区本牧の三溪園を作った人物、原三溪（本名：富太郎）の美術展が横浜美術館で開催されます。
「 #原三渓の美術 伝説の巨大コレクション」展。
明治、大正、昭和という時代を生き抜いた原三溪は、まさに現在の日本美術の１つの基盤を作った人物。
自身が白蓮の軸であったり、上記の三溪園を作ったアーティストとしての顔を持ちながら、巨万の富を持つ実業家としての顔も持ち、その富で骨董品を収集しつつ自らの体系を作り、岡倉天心と交流のある茶人としても活躍し、さらには多くの美術家を育てたパトロンとしての顔も持つ原三溪。
横浜美術館の開館30周年記念イベントかつ原三溪没後８０年記念として時間をかけて企画を練る中、いくつもの古文書や売買の記録を調査した上で原三溪が作った美術の体系をなぞりながら、コレクター、茶人、アーティスト、パトロンの４つの顔を通して原三溪が醸成した日本美術をなぞる展覧会に仕上げてある（資料館にて関連資料の展示もある）。 同期間、三溪園との相互割引も用意されているようなので、横浜を訪れる方は両方を巡って横浜という街が日本文化に与えた影響を感じてみるのもいいかも知れない。
国宝や重要文化財をたくさん含むコレクションは、学校の美術や歴史の教科書で見たような作品も多く見応えあります。
また、いつものことですが、横浜美術館なのでコレクション展も圧巻です！

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