ONE MEDIAのインスタグラム(onemediajp) - 3月3日 18時01分
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「いいなあ、大人はラクそうで」
そう言って、小学生の頃、母親にめちゃくちゃ怒られたことがある。
学校がとても好きじゃなかった当時の私は
毎日仕事をしてお金がもらえる「大人」がとても羨ましかった。
でも、社会人になった今は、あのとき怒った母親の気持ちが少し理解できる気がする。
働くって、ただ業務をこなしてお金をもらう作業だけじゃないってことが分かってきたから。
私が、学校と勉強と自分のしたいことの間で悩んでいたように
あの頃の母親だって、仕事と自分について迷っていたんだ。
2月26日、日本政府は2021年から
「採用に直結するインターンシップの禁止」を企業に要請した。
就活が早く始まったり長期化したりして、学業に影響が出ることを避ける狙いがあるんだって。
今、インターンシップって、学生が就職先を探したり
企業側が良さそうな学生を採用するために使われることがほとんど。
実質、インターンシップが採用の選考になっていることは
大学生の常識になってるよね。
そのせいか、今は80%以上の大学生がインターンを経験してる
なんていう調査もあるくらい。
でも本来、インターンシップの役割ってそれだけじゃない。
学生が「働く」ってどういうことなのかを
リアルに体験できる場のひとつだし
自分が実際に働くようになってから
何に喜んだり、困ったりするのかを
人生の先輩を通して知るチャンスになると思うんだよね。
もちろん勉強は大切だけど、社会人を間近で見る体験も今しかできないことなんじゃないかな。
社会人になったからといって、悩みがなくなるわけじゃない。
選考とか就職みたいな目先の不安を埋めるためだけに、インターンを使うのはもったいない。
自分はどんな人生にしたいのか、できるのか、ってことをたくさんの先輩からもっと学んでみたいよね。
文:@enmami000
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2019/3/3