はじめに② 最新刊『新世界』より . . 19歳のボクは、吉本興業の養成所で出会った梶原君と『キングコング』という漫才コンビを結成し、すべての時間を「お笑い」に費やした。  先輩の誘いも断って、血が出るほど漫才のネタを書き続けた。 「質」はさておき、誰よりも「量」を書いた。 ネタが書き終われば、朝の4時だろうが5時だろうが梶原君を呼び出して、そこから20時間ブッ通しでネタ合わせすることも珍しくない。  眠そうにしている梶原君にブチギレたことが何度もある。 人として未熟だったし、必死だった。  劇場の出番が終わると、真っ直ぐ家に帰った。 付き合いの悪いボクに対して、先輩方が快く思っていないことには気づいていた。 目の前にいる先輩方は、学生時代から毎週テレビで観ていたボクのヒーローで、その人達から「西野ってイタイなぁ」と言われた時は、それなりにショックを受けた。 それでも、やっぱり真っ直ぐ家に帰ってネタを書いた。 早く売れたかったんだよね。 仲間に夢を語って田舎を飛び出したものの、実際のところは、何者にもなれないまま終わってしまいそうな不安に毎日襲われていて、あと少しでもこの場所にいると、まもなく未来が翳り始めるような気がして。 とにかく、ここから抜け出したかった。 #新世界 #11月16日発売

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西野亮廣のインスタグラム(japanesehandsome) - 11月15日 00時28分


はじめに② 最新刊『新世界』より
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19歳のボクは、吉本興業の養成所で出会った梶原君と『キングコング』という漫才コンビを結成し、すべての時間を「お笑い」に費やした。 

先輩の誘いも断って、血が出るほど漫才のネタを書き続けた。 「質」はさておき、誰よりも「量」を書いた。

ネタが書き終われば、朝の4時だろうが5時だろうが梶原君を呼び出して、そこから20時間ブッ通しでネタ合わせすることも珍しくない。  眠そうにしている梶原君にブチギレたことが何度もある。

人として未熟だったし、必死だった。 

劇場の出番が終わると、真っ直ぐ家に帰った。

付き合いの悪いボクに対して、先輩方が快く思っていないことには気づいていた。

目の前にいる先輩方は、学生時代から毎週テレビで観ていたボクのヒーローで、その人達から「西野ってイタイなぁ」と言われた時は、それなりにショックを受けた。
それでも、やっぱり真っ直ぐ家に帰ってネタを書いた。

早く売れたかったんだよね。
仲間に夢を語って田舎を飛び出したものの、実際のところは、何者にもなれないまま終わってしまいそうな不安に毎日襲われていて、あと少しでもこの場所にいると、まもなく未来が翳り始めるような気がして。

とにかく、ここから抜け出したかった。

#新世界
#11月16日発売


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2018/11/15

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