服部優陽のインスタグラム(hattori.yuhi_ktv) - 10月11日 17時50分

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"ぼくのヒーロー"が引退しました。
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"代打の神様"こと矢野謙次選手。
勝負強いエピソードを挙げたらキリがない選手です。
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中学生だった私が初めてプロ野球観戦に行った日。
代打の一振りで球場の空気を変えたのが、当時入団3年目の矢野選手。その衝撃が私がプロ野球にハマったきっかけでした。
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レギュラーを掴みかけては怪我に泣き、
復帰しては外国人や大物FA選手とのポジション争い。
それでも腐らず代打で結果を出してアピールし続ける姿は心から応援したくなりました。
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東京ドームのボールボーイに応募したのも"矢野選手に会いたい！"というミーハー心がきっかけです。
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ボールボーイになって、矢野選手と通路裏で初めてすれ違った日。
「今日もよろしくなっ！」と若さ溢れるやんちゃな笑顔で声を掛けてくれました。試合になれば怖いくらい真剣な表情でたった1打席に懸けて準備をする。
その姿を伝えたい、ずっとプロ野球に関わる仕事がしたいと矢野選手を見て夢が芽生えました。
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アナウンサーになって、挨拶に行った日。
「お前、夢叶えたのか！すげぇな！」と
3年ぶりにも関わらず覚えていてくれた姿は、若手ではなく、ファイターズで"兄貴"と慕われるベテランの姿でした。
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カンテレでは珍しいファイターズ戦の中継の日。
チーム最年長になっていた矢野選手。
「ヒーローインタビューはお前か？よし、お立ち台狙うか！」と言ってくれる優しい"兄貴"。試合はサヨナラ負けも、"兄貴"はヒーローまであと一歩の先制タイムリーでした。
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迎えた現役最後の日。
最終打席は代打で粘って粘ってヒット。
セレモニーの6分にわたる挨拶の言葉の締めは全部「ありがとうございます」。こんなに勝負強くて、こんなに人情味溢れる選手を私は他に知りません。
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そして…携帯に目をやると、私が一方的に送った花と一緒に写ってくれている写真がありました。最後まで優しくて、カッコいい"兄貴"です。
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矢野選手がいたからプロ野球を好きになりました。
矢野選手がいたからプロ野球を伝える人になりたいと思いました。
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矢野選手みたいに義理と人情に厚い人になりたいと思いました。目の前の打席に、全力を懸ける人になりたいと思いました。
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矢野謙次は、ずっと"ぼくのヒーロー"で、生き方の師匠です。16年間、本当にお疲れ様でした！
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#めちゃくちゃ長文 #ごめんなさい
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ちなみに……セレモニー後、ファイターズファンの方が「後ろからあなたのこと見てたんですけど、不慣れな感じがしたから遠いとこから来たんだろうな…って。これ、あげるんで顔拭いてください。グシャグシャですよ(笑)」と、限定のタオルを下さいました。笑
北海道の皆さんは本当に優しい…。ありがとうございました！

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