Factelier(ファクトリエ)のインスタグラム(factelier) - 3月30日 20時05分

漢字で書く四月一日は“わたぬき”とも読みます。人名でも使われる読み方ですが、その由来は昔の慣習から生まれたものなのだそうです。その昔、服をたくさん持っていなかった人々は、冬の間に防寒として着物に詰めた綿を抜いて、夏服として着ていました。その衣替えの日が旧暦4月1日。綿を抜くということでその日を“わたぬき”と呼ぶようになったのだとか。風物詩から来る暦の読み方は、昔の人々の季節を楽しむ心が知れてお洒落ですが、一枚の着物の綿をだし入れすることで夏物にも冬物にも使うという知恵は、現代でも見らなうべきところがありそうですね。
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