有泉智子のインスタグラム(tomoko_ary) - 3月19日 02時41分

エレファントカシマシ、さいたまスーパーアリーナにて昨日30周年ツアーファイナル、そして本日スペシャル・3バンド夢の競演。昨日と今日はまったく別の雰囲気でどっちもとんでもなくすごい夜だった。
昨日は本編30曲（きっと30周年ファイナルだからこの曲数）＋アンコールに「四月の風」。多くの曲でストリングスやホーンが入りエレカシ名曲群が華々しく大スケールで響く中、かつてレコード会社も事務所も契約が切れた時代に下北のライブハウスで踏ん張り生み出した「悲しみの果て」を4人だけで演奏→さらにそのまま高校生の時からの「星の砂」も4人だけで演奏というシーンがあったり、『RAINBOW』というアルバムよりも後、この2年の間に生み落とされた曲がカップリング含めてすべて演奏され、かつそれらが歴代の名曲達としっかりと肩を並べる強さを放っていたり、もちろん最新の「Easy Go」も披露されたり、集大成であると同時に、この1年の活動によってバンドとしてもうひとつ高みを登ったエレファントカシマシの姿がはっきりと提示されたライブだった。
そして今日のスピッツ、Mr.Childrenとの3マン。この3マンの実現が、この30年近くの日本の音楽シーンという文脈で考えても、そしてひとりのメンバーも欠けることなく30年バンドを続けること・文字通り時代も世代も超えて響く楽曲を作り続けること・それを第一線で響かせ続けることの途方もない困難を考えても、どんだけ特別なことなのかは今さら語るまでもないし、この場に立ち会えるだけでスペシャル過ぎる体験なわけだけど、それにしてもすごかった。どのバンドもキャリアを重ねて今もなお、というか、ここ数年もう一度改めて自分達がバンドであるということに向き合いながら、本当に素晴らしいライブを繰り広げてる。スピッツの「浮雲男」カバー、ミスチルの「太陽ギラギラ」（と「やさしさ」1コーラス）のカバーやMCという具体的なアクションのみならず、両バンドともライブ全体からエレカシへのリスペクトと、自分達のバンド人生への誇りとの両方が伝わってきたし、それを正面から受けてのエレカシがまたすごかった。久々の弾け感含めて宮本さんからどうしようもなく溢れ出るエネルギーがとんでもなかった。アンコールでの3バンド全員での豪華「ファイティングマン」は、曲に入る前の宮本さんのチャーム大炸裂なMCも超素敵だったけど、宮本浩次・草野マサムネ・桜井和寿が肩組んで歌う姿がヴィジョンに映し出された時のインパクトはハンパなかったです。
本当に素晴らし過ぎる2日間でした。MUSICA次号でレポート書きます。が、その前に今発売中のエレカシ表紙のMUSICA4月号もよろしくお願いします！たまアリ分はおかげさまで完売しました、ありがとうございます！まだ未読の方もぜひ！

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