吉本実憂のインスタグラム(miyu_yoshimoto_official) - 2月11日 16時34分

舞台「#三文オペラ」
無事、大千秋楽を迎え、作品としては幕を閉じました。

私ごとではありますが、
今回が初舞台でした。
けれども私が初舞台であっても
観てくださる方にはそんなのは関係ない。
だから
初舞台だからといって甘んじる事なく、というのが
オーディションを合格して舞台に挑むと決まった時に
初めに自分で決めた事でした。

甘んじることなくやったと思います。
が不思議な事に人間は欲深い生き物で
今日最大限やった、と思ってても
次の日冷静になり自分の芝居を思い返すと
もっと出来たかもしれない、、と思ってしまったり。
だけど毎日全公演、甘えずやれたのは事実です。

ただやはり初舞台のこの自分の表現を
受け入れられるのか、、と
不安な部分ももちろんありました。

けれども本番では
目の前に沢山の人がいらっしゃってくれて
緊張はもちろんしましたが

観てくれーー分かってくれーー楽しんでくれーー

って気持ちがすごく出てきました。
不安だった自分の気持ちは
ずっと変わらない大きさで存在していたけど
舞台でのお芝居を楽しんでいる気持ちが
大きくなっていったので
自分のキャパが広がった感じがしています。

舞台のお芝居は
世の中に転がっていたり、世の中の軸にあるような
みんなに当てはまる
リアルすぎるくらいの内容が出来るけど

舞台だから、芝居は大きく、空間を広く使う意識で動く。
それが私は初め苦戦しました。
リアルじゃないじゃん。って。
でも肩幅くらいに出していた1歩を
肩幅の2倍で1歩を踏み出した時に
ポリーの持つ感情とリンクして
それから大きくお芝居を出来るようになったと思います。
やってくうちに、リアルじゃない、と思っていた表現は
いつのまにかポリーとしてはリアルになっていました。 「思い切ってやってこい。」
って沢山言ってもらえる言葉なんですが
それはきっかけとして大切にとっておいて、、
そこから自分で気持ちを改めて決めて
思い切って踏み出すことが1番大切だと思いました。
やるのは自分だから。
何度も何度も頭に心に刻み込んでいるからちゃんと分かっているはずなんだけど

決まった以上は他の人が変わる事のできない仕事なんだなって
改めて改めて改めて思った。

ただそんなことを毎日毎日思って過ごして
追い込んでたりして
仕事を嫌いになったりしたら嫌だから
自由に生きます。
やりたいことをやろうと思います。

自分が思った事を伝えたい事を伝える。
役として生きる時も七変化と言わず何十変化もして
色んな人生を生きて、大切な事を伝える。
誰かの笑顔のきっかけになれるように。

話を戻して、、 この文章の1番初めに
作品としては幕を閉じたと伝えましたが、
皆さんの中に三文オペラに出てきた言葉が
残って生き続けて下さってると幸いです。
その言葉や受け取った感情やハッとさせられた時の事を
思い出して考えてモヤモヤして前に少しでも進む。
その少しずつの連鎖がその人を変えたりすることができる
それだけ影響力のある作品なんじゃないかと思います。

もちろん、決めるのは行動するのは
自分自身です。

沢山の方の人生を応援しています。

2月4日に、KAAT神奈川芸術劇場にて幕を開け、
昨日、札幌教育文化会館で大千秋楽を終え幕を閉じました。

観に来て下さった皆さん、ありがとうございました。
そして、KAATの方々、札幌教文の方々、
キャストの皆さん、スタッフの皆さん、
ドレスコーズの皆さん、演出家の谷さん、
ありがとうございました。

強くなりました。
色んな事に気がつきました。
舞台の良さを知りました。
舞台をやることにより映像の良さも改めて知りました。
新しい挑戦の可能性も頭に浮かびました。

三文オペラでポリーとして生きる事が出来て
良かったです。
良い経験をありがとうございました。

明日とかにまた
役者の方々の事とかスタッフさんのお話しますね。

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