海江田万里のインスタグラム(kaiedabanri) - 2月5日 12時27分

名護の選挙は残念な結果に終わりました。
選挙は「勝ちに不思議の勝ちがあっても負けに不思議の負けはない」と言いますから、しっかり敗因の分析をしなければなりませんが、私が現地を訪ねて感じた敗北に繋がる印象のいくつかを書きます。
まず、全体に選挙が上滑りであったこと。稲嶺氏は現職３期目で知名度抜群。しかも沖縄での相次ぐ米軍機の事故、松本代議士の暴言などは、稲嶺陣営には追い風と思われ、全体に浮わついたムードに支配されていた感がありました。
更に、選対をまとめる人物が不在だったことです。前回まで、選対本部を仕切っていた名護市選出玉城義和県議が、一昨年亡くなり、後継者もまだ地域に浸透していなかったようです。
もう一つの大きな要因として、前回までは自主投票だった公明党が今回は、稲嶺氏の対立候補の支援に回り、国会議員が連日現地入りするなど全力で応援していたことが挙げられます。
また、最近流行りの「フエイク・ニュース」がSNSなどを通じて大量に流され、若い有権者に影響を与えたことも目立ちました。
８年間の稲嶺市政で、名護市は人口も増加し、子育て支援や幼児教育にも力を入れて、実績も残したのに「基地反対ばかりで、民生を置き去りにした」とネガティブ・キャンペーンを繰り広げられ、それが選挙の争点にもなってしまいました。
今回の選挙の総括は更に深化して行われる必要があります。

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