江口寿史のインスタグラム(egutihisasi) - 12月1日 01時49分


読み終わるのがもったいなくてチビチビと読んでいた山上たつひこ「大阪弁の犬」。山上先生はギャグ漫画家時代のかなり早い時期から、爆笑の合間のそこここに随筆的なエッセンスが滲み出る(出てしまう)作家だった。当然のように、文章で書かれたエッセイも頗る面白いのだ。なのにエッセイ集としてまとまったものは1988年(ほぼ30年前!)の「ブロイラーは赤いほっぺ」以来まだ2冊めだ。先生、あんまりご自身の事を書くのは興味がないとのことだが、もう少し多くてもいいんじゃないか。(っとと…、作品の数に関しておれが言える立場ではない)
ともあれ、これまで散発的に書かれたエッセイを見つけてはむさぼり読んできた身には、まさに至福のひとときを享受できる1冊であります。堪能した。そして、東京での漫画家時代の事、70年代中半から80年代にかけて同じギャグ漫画家としてぼくら後進の前を走ってらした時代の事をもっと読みたい、と思ってしまったのは欲張り過ぎか。


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2017/12/1

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