今日は、エルメネジルド ゼニアが日本に来て50周年ということで、銀座グローバルストアでVIPのために開かれたファッションショーとパーティに出席してきました。ファッションショーでは、なんとデザイナーのアレッサンドロ・サルトリさん自ら、ショーピースの解説をしてくれました。そして、立ち寝している僕の隣にいらっしゃるのが、何を隠そうエルメネジルド ゼニアのCEO(最高経営責任者)のジルドさんです。今日は、イタリア人が大好きなソラーロと言われる玉虫色のベージュの仕立てたスーツに、サックスブルーのシャツ、そしてネイビーのニットタイ(よく見るとネイビーの中に赤い糸も使われていました)と、足元はアンティークブラウンのゼニアのスリップオンという、極めてイタリアのエグゼクティブらしいエレガントで美しいスタイルでした。3つボタンの段返りのジャケットだと、日本人はえてしてルール通りに真ん中しかボタンを留めないんですが……。見て下さい!ジルドさんの着こなし。3つボタンの段返りのジャケットを上2つ留めて着こなしているんです。コレなんですよね〜。このルールをすべて熟知していて、ルール関係無しに着こなすところに奥深さと自分らしさ、そして「ハズシ」と「ヌケ感」が生まれるのです。自分の身体を美しく見せるフルオーダーで仕立てスーツとシャツに靴、そして完成されたVゾーンに、さらにジャケットのラペルのフラワーホールには、イタリア共和国の功労勲章、カヴァリエーレ・デ・ラヴォーロが……。これ以上無い完璧な美しい着こなしに、あえて作る隙。いや〜、京都の龍安寺の石庭に通ずる美学を見せて頂きました。龍安寺の石庭は、大小15個の石が敷き詰められているのに、どの位置から眺めても必ずどこかの1つの石が見えないように配置され「不完全さ」を表しているんですよね。東洋では十五夜(満月)にあたり、15という数字は「完全」を表すものとしてとらえる思想があります。月は15日かけて満ち欠けを繰り返します。15は月が満ちる最も完成された姿を見せる日の日数です。15に1つ足りない14はその意味でも「不完全さ」を表すのです。 日本には「物事は完成した時点から崩壊が始まる」との思想があります。日光東照宮もそうですが、建造物をわざと不完全なままにしておくことがあります。龍安寺の石庭も恐らくそのような造りをしたのではないかと……。ジルドさんの着こなしにも、そんな思いが込められているのかも知れませんね。必要なのは、お金じゃなくて、センスだけでもなくて、知識。今日もそんなことを感じた一日でした。あれ? 何の話しをしてたんでしたっけ?(笑) #yoshimasahoshiba #FORZASTYLE #ermenegildozegna #gildozegna #龍安寺

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干場義雅のインスタグラム(yoshimasa_hoshiba) - 9月24日 21時32分


今日は、エルメネジルド ゼニアが日本に来て50周年ということで、銀座グローバルストアでVIPのために開かれたファッションショーとパーティに出席してきました。ファッションショーでは、なんとデザイナーのアレッサンドロ・サルトリさん自ら、ショーピースの解説をしてくれました。そして、立ち寝している僕の隣にいらっしゃるのが、何を隠そうエルメネジルド ゼニアのCEO(最高経営責任者)のジルドさんです。今日は、イタリア人が大好きなソラーロと言われる玉虫色のベージュの仕立てたスーツに、サックスブルーのシャツ、そしてネイビーのニットタイ(よく見るとネイビーの中に赤い糸も使われていました)と、足元はアンティークブラウンのゼニアのスリップオンという、極めてイタリアのエグゼクティブらしいエレガントで美しいスタイルでした。3つボタンの段返りのジャケットだと、日本人はえてしてルール通りに真ん中しかボタンを留めないんですが……。見て下さい!ジルドさんの着こなし。3つボタンの段返りのジャケットを上2つ留めて着こなしているんです。コレなんですよね〜。このルールをすべて熟知していて、ルール関係無しに着こなすところに奥深さと自分らしさ、そして「ハズシ」と「ヌケ感」が生まれるのです。自分の身体を美しく見せるフルオーダーで仕立てスーツとシャツに靴、そして完成されたVゾーンに、さらにジャケットのラペルのフラワーホールには、イタリア共和国の功労勲章、カヴァリエーレ・デ・ラヴォーロが……。これ以上無い完璧な美しい着こなしに、あえて作る隙。いや〜、京都の龍安寺の石庭に通ずる美学を見せて頂きました。龍安寺の石庭は、大小15個の石が敷き詰められているのに、どの位置から眺めても必ずどこかの1つの石が見えないように配置され「不完全さ」を表しているんですよね。東洋では十五夜(満月)にあたり、15という数字は「完全」を表すものとしてとらえる思想があります。月は15日かけて満ち欠けを繰り返します。15は月が満ちる最も完成された姿を見せる日の日数です。15に1つ足りない14はその意味でも「不完全さ」を表すのです。
日本には「物事は完成した時点から崩壊が始まる」との思想があります。日光東照宮もそうですが、建造物をわざと不完全なままにしておくことがあります。龍安寺の石庭も恐らくそのような造りをしたのではないかと……。ジルドさんの着こなしにも、そんな思いが込められているのかも知れませんね。必要なのは、お金じゃなくて、センスだけでもなくて、知識。今日もそんなことを感じた一日でした。あれ? 何の話しをしてたんでしたっけ?(笑)

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2017/9/24

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