峯田和伸さんのインスタグラム写真 - (峯田和伸Instagram)「高円寺 / 銀杏BOYZ「骨」つたないプロダクションノート今回のシングルMV全4本のうち、3本目の「骨」の監督は自分がやることになりました。初めからあった構想はカメラ1台による長回し。途中でカットを割らない一発勝負。ひとりで深夜徘徊か、恋人どうしで歩こうか。曲の尺分を歩くのにちょうどいい都内の商店街を探したら高円寺のPAL商店街→ルック商店街がぴったりでした。遠く後ろには地続きで純情商店街。その時点でなんとなくぼんやり浮かんだのは麻生久美子さん。麻生さんのシルエット、表情力は音楽的だとおもいました。夜の高円寺を麻生さんと歩く。個人的なことを言えば、麻生さんは自分にとってはじまりの人です。15年前。あの映画でぜんぶ始まったのです。そこからはパズルを組み合わせるように設定が決まっていきました。ふたりの格好のピンクも、あのシーンが元になっています。撮影当日は雨がふりました。ですが日程的にこの日に撮りきるしかありません。一回カメラテストをして、それぞれの出演者が登場する場面は曲のどの部分が最適か、そうするにはどのぐらいのスピードでふたりが歩けばいいのか、カメラマンの木本君と意見をぶつけ合いました。人通りが少なくなった深夜2時すぎ、撮影が始まりました。1回目は自分がギターケースを背負って歩く。カメラの進む速さとふたりの歩くスピードがいまいち合わず、後ろをついてくる前野健太さんも遠すぎて存在がわからない。続いて2回目の撮影。手ぶらで歩きたくなりました。雨がやみました。地面だけが濡れている。ぜんぶぴったりでした。ほんの少ししか映らないというのに、それでも出演してくれた皆さんに感謝しています。アルプスくんに至っては本当に一瞬。イノマーさんは後ろ向いてるし(笑)。でもみんなと会えて本当にうれしかった。オリーブ。眠たかっただろうに。ありがとう。たくさんの人に観て頂けたらうれしいです。余韻と予感を感じてもらえたら言葉もいらないです。 #銀杏BOYZ #麻生久美子 #アイデンアンドティティ #奇跡の人」8月25日 4時35分