中西哲生のインスタグラム(tetsuonakanishi) - 8月7日 18時10分

夏休みなので、朝から久保建英とトレーニング。そうです、彼はまだ高校1年生なんです（笑）。この間、韓国で行われていたU20W杯を戦っていた時は15歳。敗退後の6/4に16歳になりました。バルセロナから帰ってきたのが中学2年の4月なので、そこからもう2年4ヶ月が経っています。

あの時、建英と話していたことは「決して日本に帰ってきたことを言い訳にしない」、そして「日本に帰ってきて良かったと言える時間を過ごす」ということ。ただ、まさか2年後の15歳でU20のW杯に出ることはイメージ出来ませんでした。しかし建英はそれを成し遂げ、また新たな課題を持ち帰ってきてくれました。

ちょうど1年ほど前の7月、建英は苦しんでました。中学2年の1月、ユースに昇格し、高校生の選手たちとのプレーが半年が経過した頃です。しかし、そこから問題解決に自ら向き合って取り組み、1ヶ月後の8月には初めてのクラブユース選手権で、史上初めて中学3年で得点王を獲得、優勝に貢献しました。

そのちょうど1年後の先日、建英は再びクラブユース選手権決勝のピッチに立ち、後半34分にこの日最初の、そして唯一のシュートで先制ゴールを決め、連覇に貢献しました。ここにも以前から取り組んできた課題に対する、建英の大きな成長がありました。

U20W杯から持ち帰ってきてくれた新たな課題、そして更なる進化の為にも、まだまだやるべきことはあります。地味なトレーニングを日々、丁寧に積み重ねられる久保建英。10月のU17W杯がますます楽しみになってきました。

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