去年に渋谷のハチ公前で「森田さんですか!?僕ベース作ってるんです!」という独学の大学生、矢口くん@BrownTantan54 が僕のオーダーを超えるベースを作ってくれました。音ヤバイ #mynewgear ______ 【無責任オーダー、ついに】 楽器との出会いというのは、これもまた本当に、縁なのだなぁ〜と思う出来事。 去年2月の渋谷で、「森田さんですか!?僕ベース作ってるんです、見てください!」と言ってハチ公の前で自作のベースを見せてくれた矢口くん(21)。 あまりにそのクオリティが高く、聞けば「独学です」との事。「素晴らしい楽器を眺めていると、 作り方が分かるんです」と言われ、んなアホな・・・と思っていたら、専攻は森林利用。興味が本当に木材にフォーカスしている彼。 ある日、彼からこんな依頼が。 「森田さん、ぼく、人から注文を受けてベースを作ったことがないので、トライしてみたいのです。森田さんの好きな仕様で、細かくオーダーしてもらえませんか?もちろん、買う買わないは置いておいて、勝手に作りたいので作らせてもらえませんか?」 という事で、スタートしたこの「無責任オーダー企画」。 それなら、という事で僕の出したオーダーはこちら。 [spec list] Body : swamp ash 1pc Top : african black wood Neck : ash/maple/ash 3pc Headstock : african black wood Truss rod : hot rod & carbon rod ×2 Fingerboard : birds-eye maple、15"R Scale : 34" Nut : wooden Flet : jescar stainles #55090、24F Joint : bolt-on Tuner : gotoh Bridge : hipshot style "A" (17.5mm) Strap pin : jim dunlop Pickup : nordstrand big singles Parts color : black Finish : original blended oil はい、マニアックですみません笑 簡単に言うとポイントは、 ●メイプルネック、メイプル指板 ●アッシュボディ ●表面は黒い木で真っ黒に渋く ●34インチ、パッシブ5弦、17.5mmピッチ、24フレット ●パンチのあるシングルコイル というもの。 汎用性の高い音色と、鋭い切れ味でスピード感のある反応性、そして機動力の高さ、この辺りが狙いでした。 製作中にも細かいやり取りをしながら、写真で確認したり。 そして、つい先日「完成しました」 との知らせ。 正直、音を聴くまでは正しい判断は下せないなと思い、試奏に行きました。 結果、 お持ち帰りすることになりました? これで、「買わない」というのはあり得ないな、と笑 購入です。 素晴らしいです。 想像を超える仕上がりで、2時間近く試奏してしまいました。 意外にもトラディショナルなサウンドで、70'sジャズベースを彷彿とさせる木の温かみとアッシュのクリスピーさ。 リアピックアップも素晴らしい、 そして、太い。ベースらしい音。 この楽器からのインスピレーションで早速イメージが湧き、早くも2曲できました(^人^)そのうち発表すると思います。 言葉では言い表せない部分も多いので、細かい電装系のチェックを終えたら今後ライブや作品で音を聴いてもらえたら嬉しいです。 もちろん、今まで使ってきた楽器や作ってもらったベースもそれぞれ色々な出会いがあり、それぞれに良さがあり、その楽器にしか出せない音色があります。 どのメーカーが良い、とか、高いものは良い、とか、そういう簡単な話ではないという事も、だんだん分かってきました。 僕だって、まだまだ知らない楽器がたくさんあるし、そんな簡単に絞り込めるほど、単純な話ではありません。 師匠も、「弾きたいものを弾け」と言ってくれました。 もちろんこの楽器を作ってくれた矢口くんは製作家としてはまだ全くの無名で、商売をしているわけでもなく、「趣味です」と言って作っています。 しかしその腕は確かなものです。 どちらかというとトラディショナルな楽器よりも、オリジナリティのある製作家を目指していることは、このボディシェイプからもお分かり頂けると思います。 彼は今後、某工房に就職が決まっており、そこでビジネス的な部分も修行したのちに、いずれは独立したい、という目標を教えてくれました。 自分の楽器の価値や価格など、需要とのバランスなど現実的な部分も、これから向き合う事となるのでは、と想像します。 彼は現在は基本的にこれ以降のオーダーは受け付けておらず、おそらく工房に入るまではマイペースに楽器作りをすると思いますので、この楽器は貴重な1本となりそうです。 #electricbass #madebyhand #handcrafted #nordstrandpickups #handmade #japanese #young #luthier @yaguchi_koushi ?

yusukemorita_bassさん(@yusukemorita_bass)が投稿した動画 -

森田悠介のインスタグラム(yusukemorita_bass) - 1月18日 11時33分


去年に渋谷のハチ公前で「森田さんですか!?僕ベース作ってるんです!」という独学の大学生、矢口くん@BrownTantan54 が僕のオーダーを超えるベースを作ってくれました。音ヤバイ
#mynewgear
______ 【無責任オーダー、ついに】
楽器との出会いというのは、これもまた本当に、縁なのだなぁ〜と思う出来事。

去年2月の渋谷で、「森田さんですか!?僕ベース作ってるんです、見てください!」と言ってハチ公の前で自作のベースを見せてくれた矢口くん(21)。 あまりにそのクオリティが高く、聞けば「独学です」との事。「素晴らしい楽器を眺めていると、
作り方が分かるんです」と言われ、んなアホな・・・と思っていたら、専攻は森林利用。興味が本当に木材にフォーカスしている彼。

ある日、彼からこんな依頼が。
「森田さん、ぼく、人から注文を受けてベースを作ったことがないので、トライしてみたいのです。森田さんの好きな仕様で、細かくオーダーしてもらえませんか?もちろん、買う買わないは置いておいて、勝手に作りたいので作らせてもらえませんか?」
という事で、スタートしたこの「無責任オーダー企画」。 それなら、という事で僕の出したオーダーはこちら。 [spec list]

Body : swamp ash 1pc
Top : african black wood
Neck : ash/maple/ash 3pc
Headstock : african black wood
Truss rod : hot rod & carbon rod ×2
Fingerboard : birds-eye maple、15"R
Scale : 34"
Nut : wooden
Flet : jescar stainles #55090、24F
Joint : bolt-on
Tuner : gotoh
Bridge : hipshot style "A" (17.5mm)
Strap pin : jim dunlop
Pickup : nordstrand big singles
Parts color : black
Finish : original blended oil

はい、マニアックですみません笑

簡単に言うとポイントは、
●メイプルネック、メイプル指板
●アッシュボディ
●表面は黒い木で真っ黒に渋く
●34インチ、パッシブ5弦、17.5mmピッチ、24フレット
●パンチのあるシングルコイル

というもの。
汎用性の高い音色と、鋭い切れ味でスピード感のある反応性、そして機動力の高さ、この辺りが狙いでした。

製作中にも細かいやり取りをしながら、写真で確認したり。

そして、つい先日「完成しました」
との知らせ。

正直、音を聴くまでは正しい判断は下せないなと思い、試奏に行きました。

結果、

お持ち帰りすることになりました?
これで、「買わない」というのはあり得ないな、と笑
購入です。

素晴らしいです。

想像を超える仕上がりで、2時間近く試奏してしまいました。

意外にもトラディショナルなサウンドで、70'sジャズベースを彷彿とさせる木の温かみとアッシュのクリスピーさ。
リアピックアップも素晴らしい、
そして、太い。ベースらしい音。

この楽器からのインスピレーションで早速イメージが湧き、早くも2曲できました(^人^)そのうち発表すると思います。

言葉では言い表せない部分も多いので、細かい電装系のチェックを終えたら今後ライブや作品で音を聴いてもらえたら嬉しいです。

もちろん、今まで使ってきた楽器や作ってもらったベースもそれぞれ色々な出会いがあり、それぞれに良さがあり、その楽器にしか出せない音色があります。

どのメーカーが良い、とか、高いものは良い、とか、そういう簡単な話ではないという事も、だんだん分かってきました。
僕だって、まだまだ知らない楽器がたくさんあるし、そんな簡単に絞り込めるほど、単純な話ではありません。
師匠も、「弾きたいものを弾け」と言ってくれました。

もちろんこの楽器を作ってくれた矢口くんは製作家としてはまだ全くの無名で、商売をしているわけでもなく、「趣味です」と言って作っています。
しかしその腕は確かなものです。
どちらかというとトラディショナルな楽器よりも、オリジナリティのある製作家を目指していることは、このボディシェイプからもお分かり頂けると思います。

彼は今後、某工房に就職が決まっており、そこでビジネス的な部分も修行したのちに、いずれは独立したい、という目標を教えてくれました。
自分の楽器の価値や価格など、需要とのバランスなど現実的な部分も、これから向き合う事となるのでは、と想像します。

彼は現在は基本的にこれ以降のオーダーは受け付けておらず、おそらく工房に入るまではマイペースに楽器作りをすると思いますので、この楽器は貴重な1本となりそうです。

#electricbass #madebyhand #handcrafted #nordstrandpickups #handmade #japanese #young #luthier @yaguchi_koushi ?


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

102

4

2017/1/18

森田悠介を見た方におすすめの有名人

森田悠介と一緒に見られている有名人