SPURのインスタグラム(spurmagazine) - 3月14日 23時32分

四角い缶に入ったサクマドロップス、今でも大好きです。いちごにメロン、オレンジにパイナップル、ガラガラガラガラ何度も振って、コロンと手のひらに出てきたひと粒は、いつも宝石みたいだなと思っていました（今でも思っています）。食べる前に、指でつまんで覗き込んでみたり、薬指にのっけてみたりして、宝石屋さんごっこをするのが好きでした（今はさすがにしません）。最後の方はだいたい苦手なハッカばかり出てくるので、それがつまんなくなってしばらく放置していたら、もうそのまま缶の底で固まってびくともしない。どんなに振ってもうんともすんともいわなくなるのがオチでした。ちなみに今もそうです。
キャンディみたいなカラーストーンを見て胸がときめく時、私はいつもサクマドロップスのワクワクを思い出します。いくら歳を重ねても、“最近発言がオッサン化してきてない？”とか言わることすらあっても、そこだけはずっと変わらないもんだなと、しみじみ思うんです。サクマドロップスの昔ながらの味やパッケージが、ずっと変わらないでいるように。
冬の寒さが続く中、編集Bの人差し指をひと際春めかせていたリングは、ミラノのジュエリーブランド、ポメラートのアイコン「NUDO」。このポテッとした丸みのある形が、まさにサクマドロップスを彷彿とさせます。おばあちゃんの指輪のような懐かしさを持ち合わせながらも、佇まいはシンプルでモダン。そのミックスマッチが人気の秘訣なのかもしれません。春の陽光のようにさわやかな色石は、レモンクオーツ。甘酸っぱい香りが雨の中からふわっと漂ってきそうです。（編集H）

#pomellato #ring #nudo

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