鈴木暁昇のインスタグラム(gyousyou_suzuki) - 9月5日 02時57分

◆王鐸の書と直感◆
作品には、直感で良いと感じる場合と徐々に良さが分かってくる場合の二通りがある。

人間である以上、好みは年月とともに変わってくるが、直感で良いと感じたものは長い年月を経ても、やはり良いと感じるものだ。そこには理由や理屈は存在しない。書においても同様である。

高校時代、問答無用に良い・凄い・好きだと感じたのは、王鐸の書である。

もう何年臨書しているだろうか・・・。直感で好きだと感じ、臨書すればするほど惚れこむ書。彼は天才としか言いようがない。 ◆王鐸（おうたく）◆
1592年 – 1652年。明末清初の書家。
詩文書画ともに優れているが、書名は特に高い。
学問では特に歴史に優れ、清朝では明史編纂の副総裁に任じられた。

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