SPURのインスタグラム(spurmagazine) - 6月29日 22時13分

【エディターの本棚】めでたしめでたしとは到底言えないエンディングに、複雑な読後感と中毒性を残す絵本です。子どもにあげたらトラウマを残すのではと慎重になってしまうゴーリーの作品は、おとなのためのピクチャーブックだと考えています。 「うろんな客」の主人公である、バクのようなアリクイの親戚のような謎の生物「ウロンくん」（と勝手に命名）は、不気味なあまり好きになりすぎて、数年前にはモデルとのペアルックでファッションページを作ってしまったほど。そのシーズン、サンローランからそっくりな縞々マフラーが発表されていた偶然は、長年のファンでいたことへのご褒美に違いないと天のゴーリーに手を合わせた次第です。(編集Ｇ)
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