《ダメ出し》 . 大学生の夏休みは長い。 . 6末に試験を終えるともう休みに入る学生もちらほらいる。9月半ばまでの2か月半という長い休みを利用して海外にいく友だちもかなりいた。 . . ボクはというとなかなかそういった余裕もなく、大学一年目の夏はバイトに明け暮れることになった。 . バイト先は喫茶店。今でいうカフェではなく昔ながらの喫茶店みたいなお店でキッチンを任された。 . まかないも自由に作らせてもらえてたので、裏メニューと称していろいろ試作していった。 . キッチンは基本1人でボクのみ。あとはホール担当の女のコが2人といったカタチでお店を回していた。 . ホールのコの食事もボクが作っていたのだが、そのうちの一人にオリジナルを作っているのがばれるとあたしもそれがいい♪とリクエストされるようになった。 . . 彼女の名はYさん。ボクより3つ上でフリーターだった。 . ボクの作ったまかないを毎回リクエストするくせにいつもダメ出しをするというのがパターンだったが、たまにうまく作れるとすごく褒めてくれた。 . この時点でYさんの策略にハマっていたのかもしれない。褒められるためにますます料理にのめりこんでいった。 . . ある日、バイトを終えて近所のスーパーをぶらぶらしていると偶然Yさんに会った。 . 「あ、モル君だ♪おうちここらへんなの?」 『あ、はい。Yさんも夕食のお買い物ですか?』 . ちらっと彼女の買い物カゴを見るとビールや惣菜やお菓子といったものばかり。 . 『ご飯そんなんで大丈夫ですか?www』 「え~作るのめんどいし~。あ、そうだ。今からモル君ち行ってごはん作ってもらおっかな♩」 『ちょwなにいってんすかwww』 「もしかして部屋に彼女いたりするの?」 『いや、今日はいませんけど←』 「じゃ決まり!お酒くらいならおごるよ♪」 . なんて感じで強引に晩ごはんを作らされるハメに。 . ボクも口では嫌がる素振りを見せつつラッキー♡とか思ってた。この頃にはYさんのことが好きになっていたから。 . . 部屋に着くと「手伝う?」といいながらすでに1缶目をあけていたYさんをソファに座らせ、ボクもおなかが空いていたのでちゃっちゃと作ることに。 . スパムが残っていたので野菜たっぷりのフーチャンプルーを先につくり、あとはさっぱりした冷しゃぶうどんにした。 . テーブルに並べると「おいしそ~♡」と大げさに手を叩いて喜んでくれる彼女。 . なんかその仕草が甘えてる妹みたいで年上なのにちょっと可愛く見えた。 . . 2人で飲みながら料理をつつく。美味しくできたのかダメ出しもされず、彼女のお酒のペースも早かった。 . ボクも実家から出てずっと一人で食べていたので、久々に誰かと食事をするという状況が嬉しかったのかもしれない。過去の恋愛話で盛り上がりながらの食事はかなり楽しかった。 . . 気づくと2人で結構な量のお酒を飲んでいた。 . . 食事も終わり、Yさんもお腹いっぱいで動けないというので、まったりと映画でも見ようかということに。 . 2人でソファにならんでるとお互いの身体がくっついて妙に意識してしまう。 . ストーリーがまったくアタマに入ってこないままYさんのほうを見てると、ボクの視線に気づいたのかふっとこちらを向き聞かれた。 . 「したいの?」 . クビがもげるくらい全力でうなずくと、妖艶な笑みを浮かべ、両手を広げてくるYさん。 . . 飛びかかるような勢いで覆い被さり、無我夢中でキスをすると、唇をはなしたときに「下手くそ」とキスでもダメ出しされた。 . . ここでもか...orz . . さすがに凹んでいると、そっと両手をクビの後ろにまわされる。 . . . 「一生私でれんしゅーしなさい♡」 . . #夏ですから #いろいろおかしくもなりますよ #暑いですしね . #ハピネス #ははっ #クリスマスあいてます ←new! . .

m_scapeさん(@m_scape)が投稿した動画 -

モルのインスタグラム(m_scape) - 8月4日 20時46分


《ダメ出し》
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大学生の夏休みは長い。
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6末に試験を終えるともう休みに入る学生もちらほらいる。9月半ばまでの2か月半という長い休みを利用して海外にいく友だちもかなりいた。
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ボクはというとなかなかそういった余裕もなく、大学一年目の夏はバイトに明け暮れることになった。
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バイト先は喫茶店。今でいうカフェではなく昔ながらの喫茶店みたいなお店でキッチンを任された。
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まかないも自由に作らせてもらえてたので、裏メニューと称していろいろ試作していった。
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キッチンは基本1人でボクのみ。あとはホール担当の女のコが2人といったカタチでお店を回していた。
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ホールのコの食事もボクが作っていたのだが、そのうちの一人にオリジナルを作っているのがばれるとあたしもそれがいい♪とリクエストされるようになった。
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彼女の名はYさん。ボクより3つ上でフリーターだった。
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ボクの作ったまかないを毎回リクエストするくせにいつもダメ出しをするというのがパターンだったが、たまにうまく作れるとすごく褒めてくれた。
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この時点でYさんの策略にハマっていたのかもしれない。褒められるためにますます料理にのめりこんでいった。
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ある日、バイトを終えて近所のスーパーをぶらぶらしていると偶然Yさんに会った。
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「あ、モル君だ♪おうちここらへんなの?」
『あ、はい。Yさんも夕食のお買い物ですか?』
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ちらっと彼女の買い物カゴを見るとビールや惣菜やお菓子といったものばかり。
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『ご飯そんなんで大丈夫ですか?www』
「え~作るのめんどいし~。あ、そうだ。今からモル君ち行ってごはん作ってもらおっかな♩」
『ちょwなにいってんすかwww』
「もしかして部屋に彼女いたりするの?」
『いや、今日はいませんけど←』
「じゃ決まり!お酒くらいならおごるよ♪」
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なんて感じで強引に晩ごはんを作らされるハメに。
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ボクも口では嫌がる素振りを見せつつラッキー♡とか思ってた。この頃にはYさんのことが好きになっていたから。
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部屋に着くと「手伝う?」といいながらすでに1缶目をあけていたYさんをソファに座らせ、ボクもおなかが空いていたのでちゃっちゃと作ることに。
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スパムが残っていたので野菜たっぷりのフーチャンプルーを先につくり、あとはさっぱりした冷しゃぶうどんにした。
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テーブルに並べると「おいしそ~♡」と大げさに手を叩いて喜んでくれる彼女。
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なんかその仕草が甘えてる妹みたいで年上なのにちょっと可愛く見えた。
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2人で飲みながら料理をつつく。美味しくできたのかダメ出しもされず、彼女のお酒のペースも早かった。
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ボクも実家から出てずっと一人で食べていたので、久々に誰かと食事をするという状況が嬉しかったのかもしれない。過去の恋愛話で盛り上がりながらの食事はかなり楽しかった。
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気づくと2人で結構な量のお酒を飲んでいた。
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食事も終わり、Yさんもお腹いっぱいで動けないというので、まったりと映画でも見ようかということに。
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2人でソファにならんでるとお互いの身体がくっついて妙に意識してしまう。
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ストーリーがまったくアタマに入ってこないままYさんのほうを見てると、ボクの視線に気づいたのかふっとこちらを向き聞かれた。
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「したいの?」
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クビがもげるくらい全力でうなずくと、妖艶な笑みを浮かべ、両手を広げてくるYさん。
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飛びかかるような勢いで覆い被さり、無我夢中でキスをすると、唇をはなしたときに「下手くそ」とキスでもダメ出しされた。
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ここでもか...orz
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さすがに凹んでいると、そっと両手をクビの後ろにまわされる。
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「一生私でれんしゅーしなさい♡」
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#夏ですから
#いろいろおかしくもなりますよ
#暑いですしね
.
#ハピネス
#ははっ
#クリスマスあいてます ←new!
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2014/8/4

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