佐伯紅緒さんのインスタグラム写真 - (佐伯紅緒Instagram)「【公演終了】アップスアカデミー卒業公演『情けは人の為ならズ〜玉の井奇譚〜』、全公演、無事終了しました。幸い評判が良かったようで、安心で脱力したのでしょう、翌日に知恵熱が出ました。でも正直、書いてる間も稽古に入ってからも、ずっと不安しかなかったです。そもそも周りに「趣味だね」と言われるほどの心配性。いくらもともと物書きとはいえ、卒業したばかりの学校のために脚本を書くなど、本来ならば無理筋もいいところ。下手に変なものを書けば間違いなく出禁です。聞けばあのジョージ・ルーカスも最初の『スター・ウォーズ』の公開日、絶対当たらないと言われ恐怖のあまりハワイに逃げてたそうですが、初日の私は彼の気持ちが世界一わかる人間でした（規模はぜんぜん違いますが）。でもフタを開けたら結局いろんな人に助けてもらい、評判は上々、千秋楽前日には急きょカーテンコールの振り付けも作ったそうで、おかげで楽日は2回も豪華なカーテンコールを見ることができました。（振り付け素晴らしかったです。バーガーさんありがとう）今回、ものは自分一人でつくるものじゃないんだ、ということのありがたさを実感しました。作・演出をしてくださったたんじ師匠にやんまさん、大道具を担当してくれた金子さん、リエナにアップスの諸先生方、黒子の舞台出演その他を手伝ってくれた一年生OBOGの生徒さんたち、いろいろ便宜をはかってくださった事務の小林さん、観に来てくれた智子さん、他スタッフの皆様方、みなさんのおかげなくしてはこの結果は出せませんでした。もともと2年前に亡くなった叔父のために書いた本でしたが、結局いろんな人を巻き込むはめになってしまいました。昨日は知恵熱をおして栃木県の佐野のお墓まで報告に行ってきました。叔父は喜んでくれているでしょうか。それとも「しょうがねえなあ」と呆れているでしょうか。そして、この機会を与えてくれた奈良橋陽子さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。風変わりな性格ゆえ、子供の頃友達がいなかった私にとって、彼女が詞を書いたゴダイゴの楽曲は文字通り心の命綱でした。最後に卒業生の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。皆さんのこれからの人生が、無限大の可能性に開かれたものでありますように。佐伯紅緒 #アップスアカデミー卒業公演 #情けは人の為ならズ」12月12日 12時26分