ヤマザキマリのインスタグラム(thermariyamazaki) - 8月28日 19時25分
みすず書房より9月1日発売予定のベッピ・キュッパーニ(私の夫)による小説の日本語翻訳『救い』
裏表紙には主人公のベネチア商人をイメージした絵を描きました
『SALVEZZA』
Quando le due metà del mondo si incontrarono per la prima volta
何が起こったのかまったく知られていなかった。宣教師たちの手紙はどれも寡黙だったし、それを否定できたかもしれない数少ない文書は削除され、あるいは失われてしまった。確実に知られていたのは、ヨーロッパ人が日本で茶の湯という不可解な儀式を発見したということだ」。
時は1579年(天正7年)。大航海時代のイエズス会宣教師アレッサンドロ・ヴァリニャーノと東方貿易商人のアルヴィーゼ・モーロ。戦国時代の日本にたどり着いた二人のイタリア人の思惑と行動が、西洋(キリスト教)と東洋(茶の湯、禅仏教)の最初の出会い、そしてその後の断絶をもたらした。大友宗麟や高山右近といったキリシタン大名をはじめ、織田信長、千利休、豊臣秀吉との息詰まる交渉も描く、壮大な歴史小説。
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2023/8/28