代官山 蔦屋書店 DAIKANYAMA T-SITEさんのインスタグラム写真 - (代官山 蔦屋書店 DAIKANYAMA T-SITEInstagram)「. 代官山 蔦屋書店 人文フロアでは、文学コンシェルジュ間室道子が一つのテーマにつき約40冊を選書するフェアを月替わりで開催中!その中で今回は、特におすすめの書籍を2冊ずつ、合計4冊をアシスタントの藤田がご紹介させていただきます🧑🏼‍🎓   【文学コンシェルジュのオールタイム・ベスト〈2023年9月の巻〉】 代官山 蔦屋書店 文学コンシェルジュが新刊・既刊を問わず、面白い!と思った本を毎月紹介するコーナーです。何度もオススメしたいものもあります。43のラインナップをお楽しみください。   1.『船玉さま』加門七海 角川ホラー文庫 怪談実話集。恐怖譚より面白かったのは「聖者たち(二)」。加門さんは怪奇現象に遭いやすい人なのだが、ほかに「やたらと物をもらう人」でもあるのだそうだ。買い物でおまけをもらうのは当たり前。とおりすがりのおばさん、トラック運転手、山伏(!)、ヤクザ(!?)まで、彼女にものをどんどんくれる。自分の人生には欠陥が多いと思っている方、「でもこっちは過剰なのよね」がきっとあり、笑えてくることもあるはず!闇の話が生きている世界を広げてくれる1冊。   2.『無月の譜』松浦寿輝 毎日新聞出版 主人公は年齢制限で奨励会を退会することになった26歳の青年。傷心の彼はある日自分の叔父さんが将棋の関係者だったことを知ります。「傲岸不遜な町の嫌われ者」とされていたこの人物について調べるうち、叔父はけっしてそのような男ではなかったこと、将棋の駒師でただならぬ才能を持っていたことがわかります。戦争で若い未来を散らした彼のことが知りたい。鍵を握るのは、叔父オリジナルの「無月」という書体の駒。それは出兵時叔父の手ですべて焼かれたはずだったが、1組・・・。約36センチ×約33センチの将軍盤の宇宙から、現実の旅へ!幻の駒を追い海の向こうへ切り込んでいく主人公の成長が読みどころで、棋をまったく知らない人でも楽しめます!   【天高く、飛ぶ!】 空が高くなるこの季節、空の本や「飛ぶ」小説を集めてみました。天文学部が舞台の青春小説、玉の輿の結婚、天にものぼる気持ち、金に糸目をつけないお買い物、ブランド本、飛行機ミステリ、スズメ、カモメのお話などをお楽しみください。逆に「どん底小説」もありますよ!   1.『この夏の星を見る』辻村美月 KADOKAWA コロナ禍初年、茨城、東京、長崎、宇宙(!)を舞台に中学生、高校生、周囲の大人たちを描くフレッシュな快作。裏テーマは「近くて遠い、遠くて近い」だ。先輩のマスクなしの顔をある日初めて見る、月を「近所の星」と呼ぶなど、揺らぐばかりではなく新鮮さも見いだせる距離感が読みどころ。そしてクライマックス、「遠」「近」のスーパースターが夜空をよぎる! 2.『黄色い家』川上未映子 中央公論新社 主人公の花は40歳。ある日彼女はネットで「無職・吉川黄美子(60)が、20代の女性を1 年3か月にわたり監禁、暴行。その初公判が東京地裁で開かれた」という記事を見る。あの黄美子さんだ——今から20年前、若かりし自分は彼女と同居していた。ほかの女の子たちもいた。ここから花の記憶の地獄をめぐりがはじまる。みんなは、自分は「いったい、金の、どれを、なにを望んでいるのだ?」という悲鳴が上がり続けるような後半は圧巻。「金の奥」、「金以上のもの」、「金の正体」——彼女が見たもの、見ようとして叶わなかったものとは?全身を札束でひっぱたかれまくったように読後へとへとになる、エネルギッシュな快作だ。   店頭では、上記含めすべてのブックリスト&コメントを収めた冊子を無料でお配りしています📚ご来店心よりお待ちしております。   開催期間8/20~9/20前後  #蔦屋書店#代官山蔦屋書店 #daikanyamatsite  #読書 #本 #小説 #book #本屋 #書店」8月25日 15時00分 - daikanyama.tsutaya

代官山 蔦屋書店 DAIKANYAMA T-SITEのインスタグラム(daikanyama.tsutaya) - 8月25日 15時00分


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代官山 蔦屋書店 人文フロアでは、文学コンシェルジュ間室道子が一つのテーマにつき約40冊を選書するフェアを月替わりで開催中!その中で今回は、特におすすめの書籍を2冊ずつ、合計4冊をアシスタントの藤田がご紹介させていただきます🧑🏼‍🎓

【文学コンシェルジュのオールタイム・ベスト〈2023年9月の巻〉】
代官山 蔦屋書店 文学コンシェルジュが新刊・既刊を問わず、面白い!と思った本を毎月紹介するコーナーです。何度もオススメしたいものもあります。43のラインナップをお楽しみください。

1.『船玉さま』加門七海 角川ホラー文庫
怪談実話集。恐怖譚より面白かったのは「聖者たち(二)」。加門さんは怪奇現象に遭いやすい人なのだが、ほかに「やたらと物をもらう人」でもあるのだそうだ。買い物でおまけをもらうのは当たり前。とおりすがりのおばさん、トラック運転手、山伏(!)、ヤクザ(!?)まで、彼女にものをどんどんくれる。自分の人生には欠陥が多いと思っている方、「でもこっちは過剰なのよね」がきっとあり、笑えてくることもあるはず!闇の話が生きている世界を広げてくれる1冊。

2.『無月の譜』松浦寿輝 毎日新聞出版
主人公は年齢制限で奨励会を退会することになった26歳の青年。傷心の彼はある日自分の叔父さんが将棋の関係者だったことを知ります。「傲岸不遜な町の嫌われ者」とされていたこの人物について調べるうち、叔父はけっしてそのような男ではなかったこと、将棋の駒師でただならぬ才能を持っていたことがわかります。戦争で若い未来を散らした彼のことが知りたい。鍵を握るのは、叔父オリジナルの「無月」という書体の駒。それは出兵時叔父の手ですべて焼かれたはずだったが、1組・・・。約36センチ×約33センチの将軍盤の宇宙から、現実の旅へ!幻の駒を追い海の向こうへ切り込んでいく主人公の成長が読みどころで、棋をまったく知らない人でも楽しめます!

【天高く、飛ぶ!】
空が高くなるこの季節、空の本や「飛ぶ」小説を集めてみました。天文学部が舞台の青春小説、玉の輿の結婚、天にものぼる気持ち、金に糸目をつけないお買い物、ブランド本、飛行機ミステリ、スズメ、カモメのお話などをお楽しみください。逆に「どん底小説」もありますよ!

1.『この夏の星を見る』辻村美月 KADOKAWA
コロナ禍初年、茨城、東京、長崎、宇宙(!)を舞台に中学生、高校生、周囲の大人たちを描くフレッシュな快作。裏テーマは「近くて遠い、遠くて近い」だ。先輩のマスクなしの顔をある日初めて見る、月を「近所の星」と呼ぶなど、揺らぐばかりではなく新鮮さも見いだせる距離感が読みどころ。そしてクライマックス、「遠」「近」のスーパースターが夜空をよぎる!
2.『黄色い家』川上未映子 中央公論新社
主人公の花は40歳。ある日彼女はネットで「無職・吉川黄美子(60)が、20代の女性を1
年3か月にわたり監禁、暴行。その初公判が東京地裁で開かれた」という記事を見る。あの黄美子さんだ——今から20年前、若かりし自分は彼女と同居していた。ほかの女の子たちもいた。ここから花の記憶の地獄をめぐりがはじまる。みんなは、自分は「いったい、金の、どれを、なにを望んでいるのだ?」という悲鳴が上がり続けるような後半は圧巻。「金の奥」、「金以上のもの」、「金の正体」——彼女が見たもの、見ようとして叶わなかったものとは?全身を札束でひっぱたかれまくったように読後へとへとになる、エネルギッシュな快作だ。

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開催期間8/20~9/20前後

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2023/8/25

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