松井珠紗のインスタグラム(m_misa517) - 7月15日 16時53分

6年前、17歳2年生の時に高校を退学した。理由は端的に言うと精神的に病んでしまったからだった。
担任に相談すると、こういう時のマニュアルなんだろうスクールカウンセリングの受診を勧められ言われるがままカウンセリング室へ入った。
一通り話を聞いてもらった後に渡されたのは1枚の画用紙とクレヨン。「ここに青空を描いて来てください」
なんて幼い悩みだと思われたんだろうと、幼い心の私は余計に傷心し、そこへ青空は描かず勢いのまま学校を辞めた。
なんて稚拙な反抗心だったんだろうと恥ずかしく思う。ほとんどの人が成し遂げられるたった3年間学校へ通うことが私には出来なかった。この話をすると思い切りが良い、行動力があるなど美談にして貰えるけれど、勢いで学校を辞めた私に明確な計画はもちろんなかった。
その後始めた仕事はどれも続かず転々と働き先を変えるうちにたまたまプロレスに出会った。退学してからプロレスを知るまで1年もない。ただ17歳の私には果てしなく長かった。
もしあの日私がほんの少しでも素直な人であったなら、青空を描いていたのだろう。もしそうだったなら、私はその後学校へ3年間通い切り、今リングに立っていないのかもしれない。
全ては自分の選択の果ての後悔と反省の繰り返し。何か1つ選択が異なっていたら私はここにいないのかもしれない。
それでも私はプロレスに出会って良かった。リングに立つ選択をして良かった。飽き性の私は色々なことをやってきて、その度に後悔を重ねていたけれど、プロレスを選んだことに対して後悔をしたことはほんの一度もない。
きっと自分は変わったんだろう。今なら私は青空を描く。明瞭な目標があります。
これからもリングに立ち続ける。あ〜、私って結局阿呆な子供で、それで良かった。
長々と、ただの自分語り。あんまり話す機会はないけどこんな仕事だから。知ってください、私のことを。

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