西寺郷太さんのインスタグラム写真 - (西寺郷太Instagram)「スタジオREC の合間に CoCo壱。音楽パートナーのゆう大とエンジニアのカネちゃんは、夏のスパイスカレー的なメニューを頼んでいたが、僕は最近フィッシュフライを一個だけトッピングするのが好きなのでそれをオーダー。  カレーは作るのも食べるのも好きで、だいたいどんなカレーも美味しいなと思ってしまうタチ。  高校生の頃は学食のチキンカツ・カレーが大好きだった。僕の高校(京都成章)は通常では信じられないくらいの山の斜面を整地して作られた学校で、スキー場ならば100%リフトで登るような最も高い場所に学食があった。  確か2年生の一部のクラスはその最高層に教室があり、普段の学校生活では面倒臭いこと甚だしい場所なのだが、唯一昼休みだけは「横」に走るだけで学食に行けるアドバンテージがあった。腹を空かした高校生にとって、長蛇の列に並ばず昼メシが食べれるメリットは計り知れない。  最悪なのが三層ある真ん中に建つ校舎の3階などのクラスだ(一番低い層は体育館などなのであまり関係がない)。4時間目の授業が終わると思い切り階段を転がるように駈け下り、その後最上層に向かって心臓破りの上り坂か階段を猛ダッシュせねばならない!  まるで新年のニュースでよく見る西宮神社の福男選びの競争のように……。押し合いへし合いながら第二次ベビーブーマーまっただ中の大量の高校生が、大軍となり走る30年以上前の光景や息づかいが、こうやって文字にすることで心臓にまで蘇ってくる。  正直、様々なルールにがんじがらめだった高校時代にあまり良い想い出はない。ただ学食のラーメンもカレーもめちゃくちゃ美味しかったことは覚えている。  ついでに連想で思い出した。同じ学年で別のクラスの担任、英語教師の秋田先生が卒業文集の寄せ書きみたいなページに書かれた座右の銘のこと。  他の先生たちが「君たちが未来を作る!」みたいな美辞麗句を並べる中で、彼だけが何故か「所詮、人生プラスマイナスゼロ!」と記していることに僕は悪い意味で驚いた。これから上京し、やったるで!と夢を持ち羽ばたいていく気分だった18歳の自分にとって冷や水を浴びせるような言葉に思えた。「なんちゅう悲観的なメッセージ書くんだ」と憤慨したことを思い出す。卒業後は秋田先生と会うこともなかったが、ずっとその言葉はココロのどこかに刻まれていた……。  ただ最近歳を重ねて「あれ?もしかして違うのかも?」と思いはじめてきた。  「所詮、人生プラスマイナスゼロ!」。どんないいことがあっても、同じくらい悪いこともある。だけど、逆も同じ。人生はプラスマイナスゼロなんだから、やりたいことがあるなら全力でやったり、ともかく思い切り生きてみろよ!失敗したってしれてるぜ!という彼なりのハッパの掛け方だったのでは?と。  CoCo壱 のカレーと高校の学食のカレーの味が実際に似ている、とかそういう意味ではないのだが、一種大人の学食的なムードを僕がこのチェーン店に感じているから連鎖した記憶なのだろうか。関係ない話をつらつらと書き連ねてすんまへん、そんな今日こそサラダ記念日。」7月14日 23時37分 - gota_nonareeves

西寺郷太のインスタグラム(gota_nonareeves) - 7月14日 23時37分


スタジオREC の合間に CoCo壱。音楽パートナーのゆう大とエンジニアのカネちゃんは、夏のスパイスカレー的なメニューを頼んでいたが、僕は最近フィッシュフライを一個だけトッピングするのが好きなのでそれをオーダー。

カレーは作るのも食べるのも好きで、だいたいどんなカレーも美味しいなと思ってしまうタチ。

高校生の頃は学食のチキンカツ・カレーが大好きだった。僕の高校(京都成章)は通常では信じられないくらいの山の斜面を整地して作られた学校で、スキー場ならば100%リフトで登るような最も高い場所に学食があった。

確か2年生の一部のクラスはその最高層に教室があり、普段の学校生活では面倒臭いこと甚だしい場所なのだが、唯一昼休みだけは「横」に走るだけで学食に行けるアドバンテージがあった。腹を空かした高校生にとって、長蛇の列に並ばず昼メシが食べれるメリットは計り知れない。

最悪なのが三層ある真ん中に建つ校舎の3階などのクラスだ(一番低い層は体育館などなのであまり関係がない)。4時間目の授業が終わると思い切り階段を転がるように駈け下り、その後最上層に向かって心臓破りの上り坂か階段を猛ダッシュせねばならない!

まるで新年のニュースでよく見る西宮神社の福男選びの競争のように……。押し合いへし合いながら第二次ベビーブーマーまっただ中の大量の高校生が、大軍となり走る30年以上前の光景や息づかいが、こうやって文字にすることで心臓にまで蘇ってくる。

正直、様々なルールにがんじがらめだった高校時代にあまり良い想い出はない。ただ学食のラーメンもカレーもめちゃくちゃ美味しかったことは覚えている。

ついでに連想で思い出した。同じ学年で別のクラスの担任、英語教師の秋田先生が卒業文集の寄せ書きみたいなページに書かれた座右の銘のこと。

他の先生たちが「君たちが未来を作る!」みたいな美辞麗句を並べる中で、彼だけが何故か「所詮、人生プラスマイナスゼロ!」と記していることに僕は悪い意味で驚いた。これから上京し、やったるで!と夢を持ち羽ばたいていく気分だった18歳の自分にとって冷や水を浴びせるような言葉に思えた。「なんちゅう悲観的なメッセージ書くんだ」と憤慨したことを思い出す。卒業後は秋田先生と会うこともなかったが、ずっとその言葉はココロのどこかに刻まれていた……。

ただ最近歳を重ねて「あれ?もしかして違うのかも?」と思いはじめてきた。

「所詮、人生プラスマイナスゼロ!」。どんないいことがあっても、同じくらい悪いこともある。だけど、逆も同じ。人生はプラスマイナスゼロなんだから、やりたいことがあるなら全力でやったり、ともかく思い切り生きてみろよ!失敗したってしれてるぜ!という彼なりのハッパの掛け方だったのでは?と。

CoCo壱 のカレーと高校の学食のカレーの味が実際に似ている、とかそういう意味ではないのだが、一種大人の学食的なムードを僕がこのチェーン店に感じているから連鎖した記憶なのだろうか。関係ない話をつらつらと書き連ねてすんまへん、そんな今日こそサラダ記念日。


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2023/7/14

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