浜崎貴司のインスタグラム(hamazakitakashi_official) - 6月23日 07時59分

1970年から3年かけて発表された映画「戦争と人間」を観ました。

三部作で9時間23分の大作です。

物語は昭和3年の張作霖爆殺事件から、

昭和14年のノモンハン事件までの戦争を中心とした、

群像劇となっています。

近代史は、学校の授業ではなぜか習わないので、

知っているようで知らない戦争中の日本。

この映画で、戦争がどのようにして起きて、

どうやって悪化していったのかがよく分かりました。

映画は太平洋戦争の前で終わるのですが、

中国との戦争の時点でもう、とんでもなくひどい事になっています。

さらにその後、アメリカなどの連合国との戦いになったわけですから、

戦争を選択した国の指導者は、

結果論ですが、

気が狂っていたとしか思えません。

映画でも、戦争や戦闘に反対する声に全く耳を傾けない将校達が出てきます。

「きっと皇軍に神風が吹く」という、

データを無視した、奇跡を信じる意見。

それらの人達は最後は責任をとって自決しますが、

上に立つ人たちの愚かさに巻き込まれる兵士や民衆の悲劇に対し、

自決では済まされない、罪の重さを感じました。

今行われているロシアによるウクライナ侵攻に、

つい重ねてしまう当時の日本の振る舞い。

今日は慰霊の日です。

沖縄戦の終戦の日。

戦争など全くしたくなかった人々が、

人に殺され、そして人を殺す。

そんな意味のない事を、

少なくとも日本という国が、

今後、絶対しないようにしないといけません。

そして今起きている戦争が、

1日も早く終わる事を願います。

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