TBS「サンデーモーニング」のインスタグラム(sunday_m_tbs) - 4月30日 12時05分

内戦が泥沼化しているスーダンでは、少なくとも５１２人が死亡したとされています。首都ハルツームで機能している医療施設は１６％程度で、多くの負傷者や病人が、初歩的な治療すら受けられずに、命を落としています。今回、退避を余儀なくされた川原さんですが、もともとは、外務省の医務官・・・医師免許を持つ外交官でした。２００２年から３年間、スーダンの日本大使館に赴任した際、脆弱な医療環境のもとで多くの子どもたちが死亡するのを目の当たりにしながら、外交官としてできることが限られ、もどかしさにさいなまれたといいます。日本は当時、内戦中のスーダンへの援助をストップしていたため、目の前で苦しむ人々を救うことが、許されませんでした。そこで外務省を退職。２００５年からスーダンで医療支援を続けてきました。今回、川原さんのように草の根の支援活動を続ける外国人らがスーダンから退避する中、スーダンの人道危機は、さらに過酷さを増すことが懸念されていて、川原さんは、「G7サミット議長国の日本が 各国と協調し停戦を働きかけてほしい」と訴えています。

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