信國太志のインスタグラム(taishinobukuni) - 3月1日 12時36分


「不自由は自由の仮面をかぶって忍び寄る」

18才からバイヤー、それもコレクションに行きブランドのショールームでお茶を出されるバイヤーではなく、ハーレムからマンチェスターまで、小売店を駆けずり回り、スニーカーやなんやを仕入れ、無名の小さなブランドを訪れる、どさ回りバイヤーでした。
その頃は小さくても創造性あるブランドを探してましたが、米国のモールや英国のNEXTのようなチェーン店を覗いては、文化の画一性に吐き気を催してました。

ところで最近、企業社会主義なる言葉が囁かれるようになりました。
いまだに資本主義VS共産主義(ウ露戦プロパガンダもこれがベース)という概念に染まる人には一見咀嚼しづらいタームです。アップルからマクドナルドまで、パッと名前を思いつく世界的な企業のほとんどの株を2社が独占し、さらに2社中の1社が片方を所有、つまり世界的企業はほぼ一社が独占する世界に我々は生きており、その会社はメディアと現米国政府とも同じ穴のむじな。彼らの意にそぐわない大統領は引きずり下ろし、敵対する大国は大国からの侵攻を誘導して、自由な民主主義の名のもとで潰さねばならないわけです。そして彼らの物語に反する政治的意見や医療情報は言論弾圧。それを自由な民主者義の国際社会と呼ぶのですから笑止千万です。😆

近年、僕がどさ回り買い付けツアーをしていた頃に路上に転がってたブランドが、大手企業に買収されたり、同世代のストリートヒーローが欧州コングロマリットブランドの企画をうけもつ時代になりました。一見独立系の成功物語に見えますが、僕が買い付けしてた時代の壁際の花すら、モールに並ぶようになってしまった画一性を感じると共に、モールからしたら非画一性を演出できる絶好のツールだと感じます。
そう、大手コングロマリットがインディペンデントで自由な匂いを演出するのって、もはや完成に近づく企業社会主義世界が、自由な民主主義のふりをしているのとよく似てます。ちなみにCIAがジャクソンポロックを支援してたなんて話も事実です。最近、以前に憧れたカウンターカルチャーのヒーローが、体制に見事に洗脳されてる姿を見ることが多く、あの時代の自由とは対共産主義として作られた演出された自由だったのかな?と、がっかりすることばかりです。
しかし、一見自由に見えながら「白人の命を大切に」と言っただけで銀行取引からブランド契約まで停止され社会的にほぼ葬られたカニエ・ウェストの例に見られるように、実態は(ロシアよりも)不自由な世界に私達は生きています。カニエの行動はそれを暴露する社会実験だったと言えるかもしれません。
ツイッターでは「男性は女性になれない」と発言してアカウント削除された人もいます。
またファシズムも独裁者にもたらされるとの勘違いをよく目にしますが、それは企業によりもたらされるとレーガンは言いましたし、ヒトラーを支えたのも企業で、いまだよく耳にする現存するあのブランド達です。言論の一方向性は今はまるでファシズムであり医療についてはメディカルファシズムなる言葉も広がりました。

そんな世界に対抗するなら中小零細企業の復権しかなく、僕は僕が探してたような、モールに並ばない小さなブランドとしてファッションの世界で抵抗したいと思いますが、我々一人一人が実は演出された自由の内に管理されていると気づくことが肝要で、気づかない限り、私達を囲む檻の囲いはどんどん厚くなると実感しています。ちょっとだけ敏感な僕は既に窒息しそうです。

#WAKEUP!


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2023/3/1

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