住吉美紀のインスタグラム(miki_sumiyoshi) - 1月13日 07時01分

人事院公務員研修所 主催の『行政研修 課長力向上コース』の講師を務めた。
「国をリードする行政官として必要な素養と視点を養い、マネジメント能力を向上させる」ために開催される新設コースで、
様々な府省庁と一部民間企業からも課長級の方々が40人ほど集まる。
カリキュラムのひとつとして、
対話やコミュニケーションについて教えてほしいとご依頼いただいた。

出席する方の名簿などをいただいてみると、本当に、
未来の日本を作る仕事、今の社会を支える仕事をしてらっしゃる方ばかり。
「私でいいのだろうか？！」と戸惑いつつも、
日本の社会のため、行政と市民の幸せな関係のお役に少しで立てるのならばとがんばりたいと、心の準備を進めてきた。

とはいえ、自分にとっては大役。
実は年末年始からまるで試験前のような、プレッシャーと緊張と不安が混ざった重めの気持ちになっていたので、
無事にお務めが終わり、ホッとしている！

どんな研修の雰囲気なのか、ドキドキしながら教室に伺ったが、
準備した内容を語り始めてみたら、伝えたいことが私もたくさんあった。
こんな市民の思いを聞いてもらえる場はなかなかないのだから。
やりがい満タン。

研修生の方々は熱心で、問題意識も高く
語りかけると頷きながら聞いてくれたり、
問えば挙手して経験を話してくれたりと流石だった。
2時間をちょっと超える授業の後に個人質問タイムを設けたら、
何人も並んでまで、
それぞれの職場での具体的な対話に関しての悩みや質問をしてくださる。
その熱意と「もっとよい仕事がしたい」という思いに、いち市民として胸が熱くなった。

人事院の研修を組み立てている担当のチームも強い思いがおありで、
講義終了後には想を真摯に語ってくださる。
私なりに気合を入れて準備をしてきてよかったなぁと思った。

皆さんの実際の仕事での対話やコミュニケーションに
少しでも役立つことを心から祈るばかり。
温かい社会の思いを胸に。

そして改めて、
私自身の「対話」や「言葉」に対するマニアックなこだわりや興味を実感する機会にもなったのだった。

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