森川夕貴さんのインスタグラム写真 - (森川夕貴Instagram)「* * 【取材後記】ローマの休日。ある国の王女と新聞記者が叶わぬ恋に落ちる不朽の映画である。時代背景から身分を超えて彼らは共に人生を歩むことはできなかった。実は、この映画、実話をもとに作られていると言われているのだ。新聞記者のモデルとなったのは、ピーター・タウンゼントさん。元英国空軍パイロットである。 “王女”との恋に破れ、戦争で人を殺してしまったことで心に大きな傷を負った元戦闘士は、世界中を旅したのだ。そんな時、長崎である被爆者に出会う。谷口稜曄さんだ。谷口さんは大きな傷を十字架のように背中に抱えていた。ピーターさんは言う。「僕は戦争で人々を殺してしまった。だから物書きとして伝えなければいけないことがあるんだ」二人は友情をはぐくみ、ピーターさんは1冊の本を書く。【The post man of Nagasaki】なぜ、元英国軍パイロットと原爆によって傷を負った日本人が通じ合ったのか。なぜ、彼らは生涯にわたって友情を育み、共に平和を祈ったのか。この二人の物語をピーターさんの娘に取材した。彼女は言う。「国の命令で人を殺さなければならなかった父。今ここで私たちは殺し合えますか？とても耐えられることではないでしょう。平和な世界を祈る気持ちは一緒。だから通じ合ったのだ。」と。彼女の口から語られるピーターさんの戦争による傷。自責の念。彼が死ぬまでその傷は癒やされなかったという。谷口さんも然り。背中と心に決して消えることのない大きな傷を負った。言葉の壁を越え、立場を超え、通じ合った2人。核兵器、戦争がなくなるよう祈り続けた2人。彼らの思いはいつ届くのか。お二人がはぐくんだ平和への祈りが世界のリーダーたちの心に、胸に、届くことを切に願う。言葉の壁を超えて、文化の壁を超えて宗教の壁を超えて私たちは理解し合えるのだ。心があるのだから。全編はこちらのサイトでご覧になれます。 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000264269.html #戦争　#核廃絶　#長崎の郵便配達」8月8日 13時55分