白澤貴子さんのインスタグラム写真 - (白澤貴子Instagram)「I enjoyed the last night in Fukuoka with special coffee & special cups. 福岡最後の夜、吉塚うなぎでさっと夕飯を済ませた後に向かったのは、ずっとずっと訪れてみたかった、創業約50年の珈琲店。好みの珈琲を選ぶ時間、250以上の中から今の気分に合うカップを迷う時間、丁寧に淹れられる珈琲をじっと待つ時間、そしてその珈琲を一口一口ゆっくりと愉しみながら目の前に飾られたカップたちを眺める時間…どれも贅沢なひととき。小さな頃は、こんな風に美しいカップたちの並ぶ珈琲専門店へ母に連れられて週に何度も通い、濃厚なグレープジュースを飲みながらレアチーズケーキを頬張る私の横で、母が幸せを噛み締めるかのように、カップを眺めながら珈琲を堪能していたな。なんて懐古していたら、紳士なマスターに「カップ、お好きなんですね」と微笑まれた。私はそう詳しくはないのですが、母が大好きで。なんて答えながらも、目の前に並ぶカップたちにあまりにも興味津々な自分に思わず笑ってしまう。紳士なマスターが様々なカップを棚から出して見せてくださったので、母が喜ぶかなと撮らせていただいた写真をその場でLINE。でも、一番価値が高いというロイヤルコペンハーゲンの最高峰カップには “あぁ、それね、でも私は好きじゃないわ。私はマイセンのどっしりした感じの方が好みなの。”と一蹴。一般的に高級かどうかは関係なく、はっきりとした自分の物差しでバサっとモノを言うこの感じ、嫌いじゃない。私は性格の部分で言うと母に似ているところがまったくないと感じていたけれど、その視点や、オブラートに包むことのできない私の性分は母譲りなのかもしれないと初めて思った。ちなみに今回私が選んだのはマイセンの少し落ち着いたもの。いつもならもっと華やかなシリーズが目に留まることが多いけれど、この夜惹かれたのは優しい柄。自分の心境が客観的に感じ取れて面白い。でもどんな時も唇を当てると全身を優しく包み込んでくれるような感覚にしてくれる、マイセンの独特のシェイプはやっぱり格別。たくさんの素敵なカップに囲まれながら美味しい珈琲をいただく贅沢な空間は、今の私にとって何よりも必要なものだった。最後の夜の締めにぴったりの場所だったな。 #珈琲ひいらぎ #白澤と福岡県 #FloraDanica #RoyalCopenhagen #上野焼 #MEISSEN」4月25日 21時59分