丸山敬太さんのインスタグラム写真 - (丸山敬太Instagram)「あれからどうやら一年が経った。衝撃的なニュースを聞いた瞬間が忘れられない。とても美しい人だと思っていた。舞台に出ている彼の役者としての煌めきや存在感、もちろん演技の素晴らしさに魅了された。ファンというのとも少し違う、恋というわけでもない、なんだか不思議な感情と、何かしらそのうち縁があるんじゃないかなぁ〜と、勝手に親しみを持ったりしていた。スターというのは、沢山の人にそういうちょっとした、勘違いをさせるのだろうと思う。そんなに沢山の舞台を観に行った訳でもないけれど、今お気に入りの役者は？と問われればその名前を発していたし、日本の職人や物に真摯に向き合う活動にも、とてもシンパシーを感じていて、これからが楽しみな人だと思っていたし、図々しくも、いつかなんかでご一緒するだろうなぁって、勝手に思っていたりしたから、あの日、日本中に衝撃とかなしみが、溢れ、僕もまたその1人だった。たった一度だけ、ご本人とお会いしたことがある。お会いしてというのはおこがましく、すれ違ったというのが正しい。ある舞台を観に行った時、某女優さんのお誘いだったので、ど真ん中最前列の良い席だった。とても面白い舞台で、素晴らしいエンターテイメントに魅了されたのをはっきりと覚えている。その時共演していた、舞台での彼を観るのはそれが初めてだったのですがそれがまた素晴らしかった。その後、その女優さんに、ご挨拶に楽屋に伺い、廊下を歩いている時に、彼とすれ違ったのだけれど、「先ほどは、舞台、ノリノリで楽しんでくださってありがとうございます。」と、何故か見ず知らずの自分に真っ直ぐにあの美しい人懐っこい笑顔で、話しかけてくれて、なんだかとても清しい気持ちとドギマギしてしまった事を想い出す。まるで、以前に何処かで会ったかのような、不思議な感覚に。よくある話のようだけれど、とても印象に残った出来事で、そこからずっと気にかけている。だから去年のあの日はとても残念でとても哀しい。そして忘れられない日でもある。唯一無二の存在でした。やすらかでありますように。」7月18日 2時59分