猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 4月18日 18時55分

うちのベランダ、まあまあスペースがあるのに、なぜこんな端っこにイスを置いているのだろう…と思って、いっぺん移動させたのだけど、どうも落ち着かなくて、また元の端っこに置き直した。

「ねこしき」のエッセイテーマの捻り出しで、うんうん唸っていたのもここだったし、進行するイオの病にどう対処すべきなのか、こぶしを握りしめて泣き悩んだのもここだった。

今、私は嵐をぬけてだいぶ穏やかな気持ちで座っている。

まさか、イオがこの本の制作時に、あんなことになるなんて夢にも思っていなかった。

母の最終期に現れて、母の命を貰い受けるかのように復活していったイオ。そしてまた今、イオの最終期に、イオの命を貰い受けるかのように本が生まれた。

ふたつの命の尊いリレーによって生まれた本は、多くの方の新しい命へと引き継がれる…そう思うと、とても感慨深いです。

ここは、ふたつの命の見送りに伴走した、私の心の定点観察場。

だから、ここが落ち着くし、ここからまたどんなふうに自分が変わっていくのかを見ていきたい。

#ねこしき #イオちゃんフォーエバー
#東京下町時間

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