西野亮廣さんのインスタグラム写真 - (西野亮廣Instagram)「オンラインサロンで、今、話題の「NFT」について、おそらく日本で一番分かりやすく解説させていただきました。  ツイッターの創業者のツイートがNFTで約3億円で落札されたことが大きな話題となりましたが、このニュースを見た多くの方が「なんで、ツイートが売れるの?」という疑問を持ったと思うんですね。 「そんなことよりも、NFTって何!?」って。  現時点で、「NFTのことを知らない」ということは、おそらくブロックチェーンが、そもそもどういった技術なのかもあまり分かっていない。  となると、NFTの説明の中に「ブロックチェーン」というワードが入ってきたら、もうパニックです。  NFTを説明する人は、「NFTというのは非代替性トークン…つまり、替えが効かないトークンのことです」と言うんですけど……違うんです。  「トークン」が分からないんです!!  この問題は、「トークンの意味が分かっていない」ということを分かっていない、ということです。  ここが今日の本題です。  「『自分が使っている言葉を相手が知らない』ということが増えていますよ」というお話しです。  さて。  スマホの中に入っている情報って、自分の生活の活動に最適化するじゃないですか?  Amazonなんて、オススメ商品が出てきますよね?  過去の購入データが記録されて、「同じ商品を買った人が、他にどんな商品を買っているか?」を割り出され、そこから「あなたはこの商品が好きだろう」が判断される。  それは、「あなたが持っている情報が引き込んだ情報」です。  SNSもそうですね。  たとえば「アンチ活動」をしている人の周りには、それに共鳴する「アンチ」が集まってきて、アンチが喜ぶ情報が身の回りに溢れてしてしまう。  その逆(熱烈なファン)もまた然りです。  こんな感じで、スマホに入っている情報は、個人の趣味趣向に偏ります。 そして、その情報は、思っている以上に偏っている。  『映画 えんとつ町のプペル』を公開する時に、リサーチチームが、「映画館に通っている人」を対象に調べてくださったのですが、当時、「映画館に通っている人」の中で『えんとつ町のプペル』を「知ってる・聞いたことがある」という人の割合は本当に低かったんです。  ザックリ言うと、「ほぼ、誰も知らない」というレベルでした。  僕達は事前にリサーチを入れて、「ほぼ、誰にも知られていない」という確認が取れたから、そのことを前提に打ち手を選べたのですが、普通に生きていたら「自分が扱っている言葉の認知度調査」なんてしないですよね?  だから僕らは、自分が扱っている言葉の認知度がよく分かっていない。  先日、「ブロックチェーンって何ですか?」という質問をいただきました。  「ブロックチェーンのことを詳しく聞かせてください」じゃなくて、「ブロックチェーンって何ですか?」なんです。  これまで一度も、「ブロックチェーン」という言葉を聞いたことがない人がいて、それがお爺ちゃんお婆ちゃんとかじゃなくて、20代、30代の人でも知らない人がいる。  それは、自分にも言えます。  僕は去年まで家にテレビがなかったので、テレビに出ているタレントさんのことを本当に知らないんですね。  これを言うと、「テレビ見てないアピールですか?」みたいに言う人っているんですけど……たしかに、テレビのお仕事をされている方の前でわざわざ「私、テレビ見ないんで」とか言う人はどうかと思うのですが……  僕の周りの人達は普通にテレビを見ていません。  なので、タレントさんのことを全然知らないんです。  スマホが情報源になる生活は、情報の分極化を加速させ、世界は僕らが思っている以上に分断されている。 同じ日本人でも、使う言語が全然違うんです。  この時、気をつけた方がいいのは、若手起業家さんだと思います。  まだ何者でもない若手起業家は大前提として「新しいこと」をしなくちゃいけない。  ですが、情報感度が高い人にだけ届けてもメジャーにはならない。  なので、情報感度が低い人にプレゼンしなきゃいけないのですが、その時、「取り扱っている言語がどれぐらい違うのか?」という自覚が低いと届かない。  昔みたいに、テレビが情報源だった時代は「若者言葉」とか「最近の流行を知ってる・知ってない」ぐらいの差で済んだのですが……  今は同じ日本人でも使っている言語がそもそも違うから、せっかく良いサービスなのに「アメリカ人に日本語でプレゼンしている」みたいな凡ミスが起きているので、ここは気をつけた方がイイと思います。  若手起業家は最初、自分が広告マンにならざるをえないので、仕事として、ちゃんと、いろんな層の人とコミュニケーションをとることが大事だと思います。  スナックに行かれることをオススメします。 スナックには、いろんな人がいるので(^o^)  【追伸】  オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、西野亮廣が手掛ける最新のエンタメビジネスに関する記事を毎日2000文字~3000文字投稿しております。興味がある方はInstagramのプロフィール欄から!」3月27日 15時34分 - japanesehandsome

西野亮廣のインスタグラム(japanesehandsome) - 3月27日 15時34分


オンラインサロンで、今、話題の「NFT」について、おそらく日本で一番分かりやすく解説させていただきました。

ツイッターの創業者のツイートがNFTで約3億円で落札されたことが大きな話題となりましたが、このニュースを見た多くの方が「なんで、ツイートが売れるの?」という疑問を持ったと思うんですね。
「そんなことよりも、NFTって何!?」って。

現時点で、「NFTのことを知らない」ということは、おそらくブロックチェーンが、そもそもどういった技術なのかもあまり分かっていない。

となると、NFTの説明の中に「ブロックチェーン」というワードが入ってきたら、もうパニックです。

NFTを説明する人は、「NFTというのは非代替性トークン…つまり、替えが効かないトークンのことです」と言うんですけど……違うんです。

「トークン」が分からないんです!!

この問題は、「トークンの意味が分かっていない」ということを分かっていない、ということです。

ここが今日の本題です。

「『自分が使っている言葉を相手が知らない』ということが増えていますよ」というお話しです。

さて。

スマホの中に入っている情報って、自分の生活の活動に最適化するじゃないですか?

Amazonなんて、オススメ商品が出てきますよね?

過去の購入データが記録されて、「同じ商品を買った人が、他にどんな商品を買っているか?」を割り出され、そこから「あなたはこの商品が好きだろう」が判断される。

それは、「あなたが持っている情報が引き込んだ情報」です。

SNSもそうですね。

たとえば「アンチ活動」をしている人の周りには、それに共鳴する「アンチ」が集まってきて、アンチが喜ぶ情報が身の回りに溢れてしてしまう。

その逆(熱烈なファン)もまた然りです。

こんな感じで、スマホに入っている情報は、個人の趣味趣向に偏ります。
そして、その情報は、思っている以上に偏っている。

『映画 えんとつ町のプペル』を公開する時に、リサーチチームが、「映画館に通っている人」を対象に調べてくださったのですが、当時、「映画館に通っている人」の中で『えんとつ町のプペル』を「知ってる・聞いたことがある」という人の割合は本当に低かったんです。

ザックリ言うと、「ほぼ、誰も知らない」というレベルでした。

僕達は事前にリサーチを入れて、「ほぼ、誰にも知られていない」という確認が取れたから、そのことを前提に打ち手を選べたのですが、普通に生きていたら「自分が扱っている言葉の認知度調査」なんてしないですよね?

だから僕らは、自分が扱っている言葉の認知度がよく分かっていない。

先日、「ブロックチェーンって何ですか?」という質問をいただきました。

「ブロックチェーンのことを詳しく聞かせてください」じゃなくて、「ブロックチェーンって何ですか?」なんです。

これまで一度も、「ブロックチェーン」という言葉を聞いたことがない人がいて、それがお爺ちゃんお婆ちゃんとかじゃなくて、20代、30代の人でも知らない人がいる。

それは、自分にも言えます。

僕は去年まで家にテレビがなかったので、テレビに出ているタレントさんのことを本当に知らないんですね。

これを言うと、「テレビ見てないアピールですか?」みたいに言う人っているんですけど……たしかに、テレビのお仕事をされている方の前でわざわざ「私、テレビ見ないんで」とか言う人はどうかと思うのですが……

僕の周りの人達は普通にテレビを見ていません。

なので、タレントさんのことを全然知らないんです。

スマホが情報源になる生活は、情報の分極化を加速させ、世界は僕らが思っている以上に分断されている。
同じ日本人でも、使う言語が全然違うんです。

この時、気をつけた方がいいのは、若手起業家さんだと思います。

まだ何者でもない若手起業家は大前提として「新しいこと」をしなくちゃいけない。

ですが、情報感度が高い人にだけ届けてもメジャーにはならない。

なので、情報感度が低い人にプレゼンしなきゃいけないのですが、その時、「取り扱っている言語がどれぐらい違うのか?」という自覚が低いと届かない。

昔みたいに、テレビが情報源だった時代は「若者言葉」とか「最近の流行を知ってる・知ってない」ぐらいの差で済んだのですが……

今は同じ日本人でも使っている言語がそもそも違うから、せっかく良いサービスなのに「アメリカ人に日本語でプレゼンしている」みたいな凡ミスが起きているので、ここは気をつけた方がイイと思います。

若手起業家は最初、自分が広告マンにならざるをえないので、仕事として、ちゃんと、いろんな層の人とコミュニケーションをとることが大事だと思います。

スナックに行かれることをオススメします。
スナックには、いろんな人がいるので(^o^)

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2021/3/27

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