吉田知那美のインスタグラム(chinami1991) - 2月16日 20時49分
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2月8日、大切な恩師が天国へ旅立ちました。
恩師の廣澤先生は、常呂町出身のオリンピアンのほとんどが教え子で有名な、厳しく、優しい、実のおじいちゃんのような先生でした。
私たちのカーリングの師、小栗祐二さんとの縁が深く、
小栗さんの最期を看取ったのも廣澤先生でした。
2017年、オリンピック代表決定戦を控えた春は入院している小栗さんに代わって、私たちが練習しているリンクに何度も顔を出し、私たちの様子を小栗さんに伝えてくれていました。
廣澤先生はいつも、口では厳しいことを言うけれど、
その顔はいつもにこにこ笑っていました。
過去に二度心臓が止まったことがあった先生に私や夕湖や夕梨花が
「廣澤先生、次止まっちゃったら危ないからオリンピックは観なくていいよ!心臓に悪いから!」というと
「試合よりもお前たちがインタビューで変なこと言うんじゃないかの方がよっぽど心臓に悪いわ!」
なんていつも言っていました。
平昌オリンピックから帰国直後、電話をくれた廣澤先生は電話口で泣いていました。
「知那美、お疲れ様。試合もだけど、帰ってきてからのインタビュー、おれ感動した。ありがとう、小栗さんも喜んでるよ。」
先生に怒られないでただ褒められたのは、
それが最初で最後だったかな。
廣澤先生、旅立つの少し早い気がするけど
カーリングは上からの方がよく見えるから
天から小栗さんと二人、特等席で見ていてください。
次の代表決定戦は、廣澤先生の教え子だらけだよ。
心臓に悪いプレーするかもしれないけど、
もう、そんな心配しなくていいよね。
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2021/2/16