君島良夫さんのインスタグラム写真 - (君島良夫Instagram)「「ある女子選手と僕の話」 2017年 秋 キックコーチングの活動を始めたばかりの僕に 初めて女子チームからのオファーがあった。  日本代表を多く輩出する日本体育大学大女子チーム。  現在はJEKアンバサダーでもある、 女子日本代表の山本実も部員の1人として在籍していた。  初めて会った時、彼女はリハビリ中で キック練習に参加することができなかった。  それでも、松葉杖をつきながら、 熱心にメモを取り僕の話を聞く彼女。  私もキックの練習がしたい。 早く復帰して、うまくなりたいんです。  そう話す彼女からひしひしと伝わる熱意を、 昨日の事の様に覚えている。  復帰してまもなく、 彼女はチームの中心選手として活躍し始めた。  それでも、常にキックに悩みを抱えていたように思う。  ゴールキックが不安です。 キックオフが高く上がらない。 思うようにキックが蹴れないんです。  会うたびに不安そうに話していた。  彼女は非凡なラグビースキルを持つ上に、 人一倍練習をする、とても真面目な選手。  その真面目な性格が故に、 時にはオーバーワークを繰り返し、 監督から「キック練習を休ませたい」 と打診されるほど、 熱心でストイックな選手だった。  一方僕は、初めての女子選手へのコーチングで、 内心はどこか不安な気持ちでグラウンドに立っていた。  女子がキックを蹴れるようになるのか。 男子とは違うんじゃないか。  どこかでそう考えていたのかもしれない。  そんな僕の不安をよそに、 彼女は会うたびに質問をしてくる。 時には不安な気持ちをぶつけてくる。  その度に僕は 彼女に自信を取り戻させようと 良い時の映像を見せ、良いイメージにフォーカスするよう促した。  彼女の大学生活は、キャプテンで全国優勝という華々しい締めくくりだった。  そして、今。  大学卒業後も、彼女はことある毎に僕に質問をする。  毎週キック練習の動画を撮影しては、 その日の気づき、フィードバックを僕に求めてくるのだ。  彼女とミーティングをする度に コツコツ積み重ねる大切さを思い出させてもらっている。  その熱心さを、僕はリスペクトしている。  彼女は出会った頃に比べると、 別人のように上達した。  その成長を見る度に、 僕は嬉しくてたまらない。  ゴールキックが不安です。 思うようにキックが蹴れないんです。  そう話していた彼女の不安そうな顔を 今でもたまに思い返す。  彼女は不安がっていた。  そして、僕も同じくらい不安だった。  彼女の成長を見ることで、 僕は自分のコーチングに自信をつけることができた。  あの不安の中、手探りだったコーチングは 決して間違いじゃなかったと今は思える。  彼女の熱意が、 目を見張るほどの成長が、 僕を肯定してくれるのだ。  相手が子供であっても、大人であっても、 たとえ性別が違っても、熱意に全力で応える。  「上手くなりたい」  みんなが持っているその気持ちを大事にして、 ともに努力を積み重ねる。  それが実から教わったこと。  彼女があの時抱いていた不安、 そして大きく成長した今の姿が 僕の原動力だ。  クラウドファンディング開始まで あと3日!  @jekicking  #JEK #勝つためのゴールキック」1月24日 23時04分 - yosh_10

君島良夫のインスタグラム(yosh_10) - 1月24日 23時04分


「ある女子選手と僕の話」
2017年 秋
キックコーチングの活動を始めたばかりの僕に
初めて女子チームからのオファーがあった。

日本代表を多く輩出する日本体育大学大女子チーム。

現在はJEKアンバサダーでもある、
女子日本代表の山本実も部員の1人として在籍していた。

初めて会った時、彼女はリハビリ中で
キック練習に参加することができなかった。

それでも、松葉杖をつきながら、
熱心にメモを取り僕の話を聞く彼女。

私もキックの練習がしたい。
早く復帰して、うまくなりたいんです。

そう話す彼女からひしひしと伝わる熱意を、
昨日の事の様に覚えている。

復帰してまもなく、
彼女はチームの中心選手として活躍し始めた。

それでも、常にキックに悩みを抱えていたように思う。

ゴールキックが不安です。
キックオフが高く上がらない。
思うようにキックが蹴れないんです。

会うたびに不安そうに話していた。

彼女は非凡なラグビースキルを持つ上に、
人一倍練習をする、とても真面目な選手。

その真面目な性格が故に、
時にはオーバーワークを繰り返し、
監督から「キック練習を休ませたい」
と打診されるほど、
熱心でストイックな選手だった。

一方僕は、初めての女子選手へのコーチングで、
内心はどこか不安な気持ちでグラウンドに立っていた。

女子がキックを蹴れるようになるのか。
男子とは違うんじゃないか。

どこかでそう考えていたのかもしれない。

そんな僕の不安をよそに、
彼女は会うたびに質問をしてくる。
時には不安な気持ちをぶつけてくる。

その度に僕は
彼女に自信を取り戻させようと
良い時の映像を見せ、良いイメージにフォーカスするよう促した。

彼女の大学生活は、キャプテンで全国優勝という華々しい締めくくりだった。

そして、今。

大学卒業後も、彼女はことある毎に僕に質問をする。

毎週キック練習の動画を撮影しては、
その日の気づき、フィードバックを僕に求めてくるのだ。

彼女とミーティングをする度に
コツコツ積み重ねる大切さを思い出させてもらっている。

その熱心さを、僕はリスペクトしている。

彼女は出会った頃に比べると、
別人のように上達した。

その成長を見る度に、
僕は嬉しくてたまらない。

ゴールキックが不安です。
思うようにキックが蹴れないんです。

そう話していた彼女の不安そうな顔を
今でもたまに思い返す。

彼女は不安がっていた。

そして、僕も同じくらい不安だった。

彼女の成長を見ることで、
僕は自分のコーチングに自信をつけることができた。

あの不安の中、手探りだったコーチングは
決して間違いじゃなかったと今は思える。

彼女の熱意が、
目を見張るほどの成長が、
僕を肯定してくれるのだ。

相手が子供であっても、大人であっても、
たとえ性別が違っても、熱意に全力で応える。

「上手くなりたい」

みんなが持っているその気持ちを大事にして、
ともに努力を積み重ねる。

それが実から教わったこと。

彼女があの時抱いていた不安、
そして大きく成長した今の姿が
僕の原動力だ。

クラウドファンディング開始まで
あと3日!

@jekicking
#JEK #勝つためのゴールキック


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

291

2

2021/1/24

君島良夫を見た方におすすめの有名人