石川直樹のインスタグラム(straightree8848) - 1月18日 21時46分

MingmaG and his team on #Gasherbrum II 2019.
冬季K2に世界初登頂した、ネパールの10名が全員無事にBCまで下山🎉
一部報道によると、10名のうちミンマGだけが無酸素。他の9名が酸素ボンベを使っていて、ルート工作も彼らとの共同作業だったから、公式に無酸素登頂が認められるかは微妙なんだけど、もし彼が一人だけ酸素ボンベを使わずに登頂していたとしたら、彼のフェア精神は、もっと讃えられて然るべし。
8000m峰14座のうち12座に無酸素登頂（残すは、エベレストと、許可がなかなか降りないシシャパンマのみ）していて、行く前から彼はK2の冬季無酸素登頂にこだわっていました。
ミンマGこと、ミンマ・ギャルジェは、20歳だった2006年マナスル登頂（谷口けいさんと同じ隊）、同年に田辺治さんの冬季ローツェ南壁遠征に参加し、本格的な登攀技術を学んだので、日本にも縁がある。K2には、2014年と2017年に2回登頂し（アブルッツィと南南東リブ、二つのルートから）、エベレストには有酸素だけど5回登頂している。こんなやつ、なかなかいません…。クンブーではなくロールワリンの出身。現在34歳か35歳。
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1枚目は2019年夏のガッシャブルム II遠征で最初の懸垂氷河を明け方に抜けようとしているところ。先頭がミンマG。この時はそんなに強いようには見えなかったんだが…。
2枚目は2019年、ガッシャブルム IIの頂上にいるシェルパたち。真ん中にいるのが、ミンマ・テンジ。今回冬のK2に登頂した10名の1人で、ミンマGの親友。2019年はミンマ隊のサブリーダーだったけど、今回はニムズの隊に雇われている。彼もむちゃ強い。
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ニムズ（ニルマル・プルジャ）と彼の隊をサポートしているセブンサミッツ社の情報発信が上手で、彼らの写真やコメントはどんどん出るけれど、彼らといわばライバル関係にあって別隊でもあるミンマGについて、報道であまり触れられていないのがちょい残念。
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デニス・ウルブコが持っていた冬季K2の最高到達点である7650mを、今冬最初に超えたのは、ミンマG、ミンマ・テンジ、ミンマ・デイビッドの三人のミンマでした（ミンマという名前はシェルパ名の「佐藤」みたいな感じでありふれている。火曜日に生まれるとミンマと名付けられる）。
ミンマGとミンマ・テンジの名コンビ、ニムズと共に14座に登った影の立役者ミンマ・デビッドの3人の“ミンマ”が、K2のC4に初到達した報せが届いたときが、自分的には一番胸熱だった🔥

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