蔦谷好位置のインスタグラム(koichitsutaya) - 1月13日 11時15分
one day / omoinotake
正直どの曲にしようか迷ったほど良い曲が多いomoinotakeの2020年でした。
omoinotakeは作詞と作曲が分業で、作曲はボーカルの藤井レオ、作詞はベースのエモアキが担当しています。
その分業のバランスがとても良い方向に出ているバンドではないでしょうか。
この曲に関してはまずAメロのSaturday in the park進行に対するメロディが秀逸です。
基本的にはペンタトニックで作られているメロディですが、「息苦しくて」の部分で一瞬ブルーノートになるのがとても気持ち良い。
A'は同じコード進行ですがメロディが変わっており、「誰かのせいにして整理した」の部分のメロディの反復と、それに対して完全な韻ではないですが音として似通った言葉をはめることで中毒性が非常に高まります。
さらにこの部分の発声として、音が跳躍する「せいに」「整理」の箇所だけ裏声になります。
ど頭の「がなり合う」の一番高い部分はB♭で、裏声の「せいに」の部分はA♭なので、後者の方が音程は低いから地声で余裕で出る帯域なのに、敢えて歌唱法を変えることでメロディと歌詞をさらに強調させています。
作詞は詩や小説を書くのとは違って、音に乗せて、音をいかに気持ちよく響かせるかが非常に大事になってきます。
この歌唱を導き出したのは何よりメロディメイカーであるレオくんだと思いますが、この歌詞だからこそこう歌いたいとボーカリストに思わせるエモアキの作詞の妙も少なからずあるでしょう。
このような卓越したポップセンスが随所に見られて、それがどこまで狙ってやっているのかは計り知れないですが、そもそもそういったある種のメロディや和声、歌詞の「正解」を導き出す能力が高いのだと思います。
2021年はさらに大きく飛躍しそうな予感です。
#omoinotake
#関ジャム
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2021/1/13