中村憲剛さんのインスタグラム写真 - (中村憲剛Instagram)「: 明けましておめでとうございます‼︎ 天皇杯決勝、応援ありがとうございました‼︎ 決勝を勝利してクラブ史上初の天皇杯を獲得することができました。それによりフロンターレはクラブ史上初の複数タイトル、二冠を獲って2020シーズンを終了することができました。改めて、フロンターレに関わる全てのみなさん、リーグ優勝そして天皇杯優勝おめでとうございます‼︎ 18年間の現役生活ラストマッチが天皇杯の決勝戦で、優勝して引退できるなんて…こんなことあるんでしょうか…自分は本当に幸せなサッカー選手だと思います。現役最後の1年は中村史上最高の1年になりました。これも頼れる後輩たち、常に高い目標を掲げ続けてくれた監督、コーチをはじめとしたチームスタッフ、常にサッカーに集中できる環境を整え続けてくれたクラブスタッフ、コロナ禍にも関わらずどんな時も応援をし続けてくれたサポーター、常に支え続けてくれたスポンサーのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました‼︎ 今シーズンは、新型コロナの感染拡大の影響がある中でのシーズンになりました。一回中断が入った苦難のシーズン、医療従事者のみなさんを始め多くの方の力で7月に再開することができました。そして、再開してからここまで日本サッカーに関わる全ての方の協力、努力、我慢の元、日程通りに進めることができたことに改めて感謝したいと思います。本当にありがとうございました(4日のルヴァン杯も無事に開催されることを願っています) 昨日で本当の本当に中村憲剛の選手としてのサッカー人生は幕を閉じました。もう「選手」じゃないんですよね。一夜明けましたが、今でも実感ないです(苦笑) なので、今はみんなと同じようにオフシーズンに入った感覚です。普通にオフが明けたら自主トレして、麻生に行ってしまいそうな自分がいます。そう考えた瞬間に「あ、それをもう考えなくていいのか」と、実感はないと感じてるくせに唐突に押し寄せる引退感。このなんとも言えない感覚はなんでしょうか。昨日の今日なんですが、実感が湧いたり湧かなかったりと都度交差しています。こういう日々を過ごしながら、先に引退された先輩たちは「引退」という事実を受け入れて前に進んでいったんだろうなと。ずっと遠ざけていたものが目の前に唐突に訪れ、受け入れざるを得ない状態です。それを選んだのはお前だろうとみんなから総ツッコミを受けそうですが、今の率直な心情を言うなら正にそれなのですいません。「引退の次の日」という、当たり前ですが18年で初めての経験を今しているので、これはこれでとても貴重な経験だと思います。改めて18年間熱い、熱い応援・声援本当にありがとうございました。引退セレモニーでの息子の手紙ではないですが中村憲剛のサッカー人生は出来過ぎだと思います。毎年タイトルを獲ることが出来たラスト4年を見ればそう言う人がほとんどだと思いますが、この4年は悔しい経験(もちろん素晴らしい経験もたくさんすることができました)をし続けた2003年から2016年までの14年があったからこそで、タイトルが獲れない悔しさをフロンターレに関わる全ての人間が切らすことなく毎年繋げて、積み上げてきたからこそだと思っています。なので、出来過ぎな中村憲剛のサッカー人生を形作ってくれたのは、ここまでフロンターレに関わってくれた全ての方のおかげだと思います。感謝してもしきれません。フロンターレでの18年は本当に楽しかった。素晴らしいチームメート、クラブスタッフ、サポーター、スポンサーのみなさんに囲まれて、ピッチ内では選手として勝利そして質の追求、ピッチ外では川崎の人たちを笑顔にするためにありとあらゆることをしてきました。ほんとに。笑プレーで魅せるのはプロとしてもちろんのこと、プレーすることだけがプロサッカー選手の仕事ではないと、プレー以外にもプロサッカー選手としての役割・価値があるんだよと地域密着活動を通してフロンターレは教えてくれました。その両輪をとにかく全力でやりながら右肩上がりに成長していくクラブのど真ん中を走ってきました。フロンターレでなければこれだけの経験はできなかったですし、1人の人間として大きく成長することができました。改めてありがとうございました。自分がこの18年で経験したものを、育ててもらったフロンターレ、Jリーグ、そして日本サッカー界に恩返ししていけたらと思っております。引退セレモニーやインタビュー等で話したことと重複するところが多々あったと思いますが、改めてここで書かせていただきました。今後とも中村憲剛をよろしくお願い致します。 18年間本当にありがとうございました‼︎ 2021.1.2 中村憲剛」1月2日 20時32分