ケンゴマツモトさんのインスタグラム写真 - (ケンゴマツモトInstagram)「今年もTHE NOVEMBERSとWhenとドレスコーズとSAD ORCHESTRAと俺をありがとう。驚くべきことに今年も生き延びた。奇跡としか言いようがない。みなさんのおかげですとしか言いようがない。みなさんがいなかったら俺はケツからすごい色のクソを出してとっくに死んでいたと思う。今年強く思ったことは俺は音楽をガンガン作ってアウトプットしないとストレスで死ぬっていうタイプの人間ではなくて（いやアウトプット超好きだよ、好きだけどね）、自分の根っこにある欲望は「ロックバンドのギタリストでありたい」という事なんだと思った。この十数年間でほとんど初めて僅かな機会にしかステージ立てなくてストレスが溜まって酒を飲みながら今そんな間抜けな感想に至った。俺はナルシストのクソだから俺の欲望や思惑はもっと複雑で文学的なものだと思いあがってた。しかし結局自分はロックバンドのギタリストとして社会に参画し、ロックバンドのギタリストとして酒を飲み、ロックバンドのギタリストとして誰かを愛し、ロックバンドのギタリストとして最高のボーカルの横に立っていたい。その欲望が俺に今日までこんなしちめんどくさい仕事を続けさせてきたんだということ、ロックバンドのギタリストでありたい。そのためには足が細くある必要があるし、ピックの持ち方がかっこいい必要がある。ロックバンドのギタリストであるためには今のような最高なメンバーが必要だし、才能や努力で磨かれたオリジナルの楽曲が必要だし、どうやら欲望を動かしてるのはそういう順番らしいということらしいことに思い至った。あの日憧れたあのギタリスト達がまだ俺を奮い立たせてる。大股を開き客席を睨みつける彼らの存在が。ペンタトニックスケールが、地面に浮くカールコードが。そしてあの頃のギタリストに憧れてた俺が俺をまだ奮い立たせてる。青臭くてイヤになるけど、結局そういうことなんだと思う。俺って結局そういうやつなんだと思う。決まってたんだよな。サンキューギター、あと電気。なんて事を思った年の瀬だ。とにかく今年も世話になりました。関わってくれてありがとう。次はきっとライブハウスでで黒い服着て待ち合わせだね。 2020年末、自室　、蟹ケンゴマツモト」12月31日 23時57分