五十幡裕介のインスタグラム(htb_isohatayusuke) - 12月30日 17時17分

突然すみません。
こうした伝え方は正解ではないかもしれませんが、
医療従事者を家族に持つ者として、
家族が見る現状と、純粋かつ強く思うことを記します。

連日「崩壊寸前」や「逼迫」という言葉で、
医療現場の実情が報じられていますが、
病院に勤める家族から話を聞く限り、
医療の現場は、とっくの昔に「崩壊」しています。
コロナ病棟はもちろんのこと、
そちらに応援に行かなければならず、
他の病棟も人手が足りない。
それでも、病院は人の命を救う場所だから、
診察や入院を止めることはできない。
結果、取るべき、取れなければならない休みさえも、
「人手が足りない緊急事態だから」の一言で、
取ることができないのが、現実です。
心と体の疲労も、かなり溜まっているなと側にいて感じます。

また、何度も病気に打ち勝ってきた92歳のおばが、
コロナに感染し、完治しましたが、
その後、容態が悪化し亡くなりました。
コロナが直接的な原因なのか詳しいことはわかりませんが、
知らぬ間に体をむしばんでいったのだと思います。
関東なので、移動もできず、会いに行けず、
最後のお別れをすることもできませんでした。

それぞれが、様々な事情、仕事を抱え、必死に今を生きています。
私がどうこう言える立場でないことも、理解しているつもりです。
ただ、「自分はコロナにかかっても大丈夫、
というか、かかることはない」という言葉が耳に入ったり、
外を歩いていて、決して少ないとは言えない人数で
マスクもせず食事やお茶をしている光景を目にしたり、
SNSを通して賑やかにしている様子を見ると、
正直悲しくはなります。
仕方ないのかもしれませんが、虚しくもなります。
特に、現職の総理大臣や大臣が、
そのようなことをしていたことには、怒りしかありませんでした。

コロナを通じて、「相手の気持ちを考えて生きる」ことが
どれだけ大切なのかを、より強く考えるようになりました。
自分本位ではいけない、独りよがりではいけない。
相手が良いから自分も良いや、でもいけない。
そうしなければ、
今の世の中から抜け出すことはできないと思うのです。

2020年は、色々なことが思うようにならない一年でした。
2021年、世の中が良い方向に進むように、
一日も早く平穏な世の中になることを、切に願います。

#今苦しんでいる方の体調が良くなりますように
#コロナに負けるな #負けてたまるか #負ける訳ないし
#平穏な世の中になったら
#やりたいことが沢山あります
#それを楽しみに今は我慢します
#良い年末年始をお過ごし下さい
#HTB #アナウンサー #五十幡裕介 #家族

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