カン・ハンナのインスタグラム(kang_hanna_jp) - 12月22日 09時41分


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本日発表となりました、「第21回現代短歌新人賞」を受賞しました。素敵な賞を頂き、誠にありがとうございました。選考委員の先生方、NHKの関係様、事務所の方々にも深くお礼申し上げます。そしてなにより、歌集『まだまだです』を読んでくださり、応援してくださったたくさんの方々に感謝申し上げます。


私は日本の奥深い文化に興味を持ち、2011年に日本に来ました。その当時の私は日本語を一言も喋れず、日本に一人の知り合いもいませんでした。そんな私は運命のように短歌と出会い、一生懸命に頑張るだけ、そして、気づいたらここまで来ることができました。本当に本当に嬉しく思っております。ありがとうございます。 


日本に来て一番の思い出は何ですか?と聞かれると私は迷いなくこう答えるかと思います。「第一歌集『まだまだです』を出版するまでの全ての道のりです。」


角川短歌賞に応募したのは2016年。。日本に来てまだ5年で、短歌を始めて3年目の時でした。その当時の私は入選することは夢にも思っていませんでした。挑戦することできっと何か学びがある、そう思っていただけでした。初めての応募で入選することになった時も正直に言いますとなぜ私が入選したのか分かりませんでした。もっと短歌と向き合いたい、もっと自分の歌に自信を持ちたいという想いから私は3年連続、角川短歌賞に応募することを決めました。そして本当にありがたく、3年連続入選することができました。運命といえば運命です。奇跡といえば奇跡です。頑張りましたかと聞かれれば、本当に頑張りましたと答えます。


その後、角川さんから歌集を出しませんか?という提案を頂いた日を思い出します。ここまで来れたんだなと、とても嬉しかったです。しかし、また挑戦の日々が始まりました。今回はもっとハードルが高い挑戦でした。日本語がネイティブでない私が一冊の歌集を完成させるのは、思ったより大変なことでした。でも不思議ながら私は歌を詠んでいくうちに自分の中にある集中力がマックスに至るほど、詠みたい、伝えたい、届けたいことが増しました。その想いだけで頑張れる自分に自分も驚きました。心の中にあったすべての感情をさらけ出すような作業でした。そして歌集を完成する頃には私自身を深く理解することができた気がします。歌集『まだまだです』は、そのまま私なのです。


先日、マネジャーさんから電話をもらいました。マネジャーさんの声が震えていて、何か良くないことでも起きたのか一瞬心配になりました。少し沈黙があり、「ハンナさん、現代短歌新人賞に受賞しました」と、マネジャーさんが泣き出しました。「本当によかったです。ハンナさん、頑張り続けて本当に本当によかったです」 私も泣きました。そして30分ほど二人でずっと泣きました。正直に言いますと、悔しい時も、悲しい時も、落ち込む時もありました。本当に濃い日々でした。私の挑戦を一番近くて見守ってくださってたマネジャーさんの涙はとても嬉しくて、逆に私こそ頑張れてよかったと思いました。


本当の始まりはこれからかもしれません。たくさん学ばせてください。まだまだの私ですが、1300年の短歌の歴史の中、母国語ではない初めての歌人となり、これからも心から短歌を尊敬し愛する1人の外国人歌人として頑張っていけたらと思います。どんな時でも歌を大事にします。それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます♥️ 



カン・ハンナより




* 表彰式は2021年3月7日だそうです。詳しいご案内はまた改めて告知させて頂きます。





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2020/12/22

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