黒柳徹子さんのインスタグラム写真 - (黒柳徹子Instagram)「今日は、『徹子の部屋』本番３本。このお洋服は、着物の裏地で作ったブラウスと、バラの花が描かれたツィードのマントです。マントは、最近、ロンドンの『サラさん』から小包で届きました。 10年くらい前に、私がロンドンの古着屋通りというか、アンティークモールに行きました。アクセサリー、帽子、洋服など、良くいえば骨董街、普通にいえば古着のたぐいが、ずらりと並んでいる場所です。そこに、帽子のお店を出していた、『サラさん』と出会ったのです。サラさんは、とても綺麗な人で、古着屋のおばさんという風では全くありません。彼女がセンスがいいという事は、私に選んでくれた帽子でも分かりました。私は、夕方の閉店間際に行ったので、その帽子を一つ買い、後は、お店にあった洋服を見ながら、「私は、こういうのが好き。あなたの着ているお洋服も好きよ」などと言いました。帰り際に、私のメールアドレスを渡し、「何かお勧めがあったら連絡してくださいね」と伝えてお店を出ました。日本に帰るとサラさんから、早速メールが来ました。「あなたが好きそうなジャケット作ったので送ります」とあり、送られてきたお洋服は、本当に私が昔から好きなような、ちょうちん袖のジャケットとブラウスが、届きました💕 私は、「とっても気に入りました。毎日着てます」と、メールしました。彼女は、イギリスの古い生地や刺繍などを、新しい生地と組み合わせ、帽子とお洋服を自分で縫って作るデザイナーだったのです。それから、１０年。年に２度くらい、ロンドンから小包が届きます。私が、ちょっと肩がふくらんだ袖のジャケットに、小さい帽子を被ったりしている写真をご覧になったら、それは、サラさんの作品です。イギリス製のツィードのジャケットとお揃いの帽子も作ってくれます。ツィードをはぎ合わせたジャケットは、こじんまりとしていますが、何とも、趣味のいいものです。お店で、５分くらいしかお話ししたことのないサラさんと、メールなどで、ずっと繋がってます。不思議な出会いだと、よく思います。偶然な出会いでしたが、これからも、サラさんとは、長いおつきあいになりそうです。」11月10日 15時21分