河島あみるのインスタグラム(amiru_kawashima) - 10月22日 20時38分

「わかってほしい大人たちよ 精一杯生きていることを~ 何もかもすべてを与えてくれるのは ありがたいのだけれど、この手でこの汗で何かをつかむんだ心が望んだものを」
これは 父が高校の卒業式で、答辞としてギターをかき鳴らし歌った『出発』という曲です。 父が天国へ旅立って20年。 あれから7人の孫たちが生まれ、私の長男は父がこの曲を作った18歳になりました。 『酒と泪と男と女』やデビュー曲『なにかいいことないかな』を作ったのもこの年代。
父の日記には
「大人とは到達されたしるしではない。それは僕らが乗り超えなければならないもの! あなたが最初に倒さなければならないのは、おやじであり、おふくろである。」とある。
私は3人のおふくろになり、子供たちの悩み、苦しみとぶつかる立場に。 だけどそんな私だって「なにかいいことないかな」と 50年も前の父の歌をつぶやき続けています。
当たり前だけれど、おじいちゃんにだって、お母さんにだって青春時代はあったし、 今でも心の中に未熟な部分を持ちながら、悩みながら生きている。 父が残した旅の日記、スケッチブックの詩や落書き、ライブハウスの土壁に墨で描いたシルクロードの情景、 自らが彫って装飾した傷だらけのギター。
「いくつかの場面」を間近で見て、河島英五世代はもちろん、 孫たち世代にも父からのメッセージを受け取ってもらいたいです。
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