日本テレビ「news zero」のインスタグラム(ntvnewszero) - 8月20日 08時35分
櫻井翔キャスターが、ニュースの「その先」を伝える「+1(プライチ)」。
今回は、いま全国的に広がっているウイルスはどこからきたのか?最新の研究でわかってきたことをお伝えします。
■ウイルスはどこからきて、どう広がっていったのか?
そもそも、4月ごろを思い返すと全国に感染が広がり、緊急事態宣言が出されましたが、その後いったんは「収束」したように感じましたよね?
それが、6月から東京を中心に再び急速に拡大して、今に至っています。
今の空白の期間に何が起きていたのか?
ある可能性が見えてきたんです。
調べたのは国立感染症研究所。ウイルスの「ゲノム解析」という研究が行われています。
新型コロナウイルスの「遺伝子」のわずかな変異、その「違い」を調べることで、ウイルスがどこからどこへ広がったのかという「つながり」を探しています。研究からわかった結果を、できるだけわかりやすくお伝えします。
まず、1月以降日本で発生した「初期のクラスター」は中国・武漢から来たモノです。
それから、2月にはクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客らからウイルスが見つかりましたが…これらは、今現在は「消失」。つまり見つかっておらず、日本では「いったん抑え込んだ」と考えられています。
しかし、3月以降全国に広がり、4月の緊急事態宣言にいたった頃のウイルス。
これは「欧州由来」つまりヨーロッパからの帰国者などが持ち込んだとみられています。そして、6月から現在まで全国で再流行しているウイルスを調べると、3月の「欧州由来」とつながりがありました。
あえてわかりやすく表現するなら、少しずつ変異していて「親」と「孫」の関係にあたることがわかったんです。
ところが、実は5月くらいにいたはずの「子」に当たるウイルスが、今のところ見つかっていません。
■軽症・無症状患者が感染を「つないだ」可能性
これが何を意味するのか…
この空白の期間にウイルスを持っていたのは「軽症や無症状」の人の可能性があるというんです。
軽症や無症状の場合病院に行かない人もいますので、その場合ウイルス自体が見つかりませんよね。
つまり、表に出づらい「若者を中心とした軽症や無症状の人がひそかに感染をつないで」6月の経済活動再開をきっかけに、東京から全国へ一気に広がった可能性、これが遺伝子の解析からも見えてきたんです。
この研究から私たちが学べることはやはり、無症状や軽症だとしてもウイルスを運んでいる「誰でも知らないうちにうつす可能性がある」ということです。
これからもマスクや距離を保って、大切な人たち、特にリスクの高い高齢者や持病のある人たちにうつさないよう、お過ごしください。
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櫻井翔キャスターがニュースの“その先”を伝える「+1(プライチ)」
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気になるニュースの“その先”は、どうなっちゃうのか?
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2020/8/20