佐藤香菜のインスタグラム(kana__sato622) - 8月15日 16時01分

昨日ルーフトップバーから見た
キラキラした東京の街の、75年前の今日は焼け野原だった。
この戦争で、わたしのおじいちゃんは捕虜になり
あのシベリア抑留を経験した。
元々は日本統治下の台湾で生まれ育ち、東京に移り住み、
中野にあったスパイを養成する学校に行っていた？とか(!!)
語学が堪能だったのと、日本人とは思われない顔と
身長185cmの風貌もあってか、
シベリアの強制収容所では待遇も良く、室内で通信員をしていたらしい。
極寒の地で肉体労働をさせられて命を落とす仲間を見ながら...。

シベリアに連れていかれる前、おじいちゃんには
結婚を約束した人がいた。
待ってもなかなかおじいちゃんは帰って来ず、
その間に婚約者は別の人と結婚してしまったそうだ。
女性は若いうちに結婚を、という周りの勧めも少なからずあったんだろうな。
おじいちゃんは解放されて帰国後、その事実を知り
少し経って、婚約者だった人の妹と結婚することになった。
それが、わたしのおばあちゃん。
2人は結婚し、わたしの母が生まれた。

おじいちゃんと婚約者が、戦争で引き裂かれていなければ、わたしはこの世に存在していなかった。
今ならば「映画みたい」とさえ思える出来事が、
たくさんの人の人生を狂わせ、変えてしまった。

おじいちゃんの孫娘は、このルーフトップバーから
空へ伸びるビルに埋め尽くされた東京を眺め、
美味しいご飯とお酒をいただいている。
おじいちゃんが生きているうちに、もっと話を聞いておくべきだった。
だからせめて、おじいちゃんが通ったウラジオストクの街並みを見に行ったり、
平和について考えさせられるものを見て学ぶ。
----------------------------------------
#終戦記念日
#anniversaryoftheendofthewar

[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め！「UVシールド」を購入する