五十幡裕介のインスタグラム(htb_isohatayusuke) - 8月13日 19時19分
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令和2年北海道高等学校野球大会
国際情報が2年連続、南北海道大会で準優勝となった。
去年7月21日、北照との延長14回の激闘から早一年。
今年も「1」を背負っていたのは、原田航介投手だった。
南北海道大会に入ってから、
札幌日大戦、東海大札幌戦、駒大苫小牧戦、
そのほとんどを背番号1が右腕を振り続け、勝ち進んできた。
今大会導入された、1週間500球の「球数制限」。
決勝を一人で投げ抜くのが難しいことは、
チームの誰もがわかっていた。
だからこそ、1番を打つ片野晴允選手や5番の高橋瑠斗選手は、
「原田のために打って勝つ」と話していた。
決勝戦の序盤、原田投手は点を取られながらも、
打線が札幌第一に食らいつく。
5回2アウトで、ついにリミットがやってきた。
「頼むぞ」と仲間に託し、マウンドを後にした。
残りのイニングを、同級生と後輩3人が必死に投げ抜いた。
それでも2年続けて、あと一歩届かなかった頂点。
試合後にさせてもらったインタビュー。
原田投手は、まず一言、
「やり切ったので、悔いはないです」と口にした。
「準優勝からの1年間、優勝だけを目指してやってきて、
最後こういう形で終わりましたけど、
やってきたことに意味がある」。
国際情報の仲間について聞かれた最後の質問。
「飛び抜けた選手はいないし、スターが揃っている訳でもない。
本当に一人ひとりが自分の役割を考え、
一体感を持って一生懸命粘り強くやってきたチームだと思うので…。
本当にこの3年生とやれて良かったなと思います」。
マウンド上では、ポーカーフェイスを貫き
相手バッターに鋭い視線を送っていたその目が、
わずかに潤んだように見えた。
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2020/8/13
