村上萌のインスタグラム(moemurakami_) - 8月13日 08時59分
石川県の小松にある錦山窯で開催中の「浮世」展に招待いただき取材に伺ってきました。
錦山窯(きんざんがま)は、110 年の間、窯の火を絶やさずに作陶を続けられてきた、九谷焼上絵付を専業とする窯元で、現在の吉田幸央さんで4代目。
この夢のような空間は、昨年の秋に完成したというギャラリー「嘸旦(むたん)」
窓は天井のみで、光が作品を一直線に照らす時間、全体を柔らかく包み込む時間と、経過を静寂の中で楽しむことができます。
今回は、非日常なその世界の中で、幸央さんと奥様であり作家さんでもある、るみ子さんから直接お話を伺いつつ、その器に盛りつけられた石川のお料理をいただきました。この世の食卓での贅沢がすべて集まったような時間…。
九谷焼はあまりに美しいデザインが多く、「我が家の食卓には…きゅうりのせるわけにもいかないし…(´･_･`)🥒」と、ハレの日以外では使いづらいのでは？なんて思っていましたが、
吉田さんの作品は、煌びやかなイメージはそのままに、水彩のように美しい色合いを優しく重ねられていて「この器があるならあの料理を作りたい！」と、まさに気持ちをハレにしてくれるようなものばかりで、個人的に、新たな九谷焼の扉を開けたような気持ちで、興奮気味で帰路につきました…🥺
今は、オーダーさせていただいたコーヒーカップが届くのが楽しみすぎて。
「浮世」展は9月6日（日）まで。
完全アポイント制でしっかりとウイルス対策もしてくださっていて、「金襴手」という、金箔を貼り付けてオリジナルの絵柄を作る体験もさせていただけます。
とはいえ、なかなか遠方に行きづらい時期でもあるので、@kinzangama_kiln のアカウントを見ているだけでも、静寂の世界を少し垣間見ることができるので、ぜひ…！
実は人生で初めての石川県でしたが、こんなにも大好きな場所になるなんて。
忘れられない時間をありがとうございました🥺
#密かな風物詩
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2020/8/13
