佐古真弓のインスタグラム(_sacomayumi_) - 8月6日 00時00分

懐かしいものが出てきました。

三島由紀夫｢サド侯爵夫人｣
｢婦人画報100周年記念公演｣という事で
それはそれは豪華絢爛な舞台でありました...！✨
美術は三島由紀夫作品の挿絵･装丁を数多手掛けた秋山正さん。
照明はレインボーブリッジのライトアップを手掛けた石井幹子さん。
音楽は作曲家･三枝成彰さん。
そしてそして、衣装はコシノジュンコさん！😳
コシノさんのアトリエで採寸してコシノさん御本人が仮縫いのドレスを｢ここカットしちゃいましょう｣ってザクザク鋏入れた時は｢これ明日死ぬな、わたし😇｣
と思いました...無名の新劇女優の私が世界的デザイナーさんの作ったオートクチュール衣装を着るなんて、有り得ない！！恐ろしくも素晴らしい経験でした。

私の役はサド侯爵夫人の妹･アンヌ。
ざっくり言うと、お姉ちゃんの旦那さんを寝とっちゃうアレな役です(ざっくり過ぎ)
...今、演じられたら、もっと違うアプローチしてたなぁ...
この作品に限らず、時折過去作を回顧しては溜息。
どの作品も毎回命懸けで臨んでいたけど。悔いは無いと言える境地には。

メイクは全身白塗りで毎公演メイクさんに作って頂いたので準備が大変でした😅楽屋に4時間前とかに入ってた気が。
靴はヒール13センチもあるピンヒール。あの時が初めてで多分もう履くこと無い...
鬘、本当に美しくカッコよかった。デザイナーの五郎さんが最後まで拘ってた。髪の色味、長さ。縦ロールの巻き具合からリボンの色･素材...
スタッフさんが皆さん素晴らしくてプロの仕事ってこういう事かと。
会場は劇場じゃなくて上野の国立博物館。会場そのものが芸術作品。三島由紀夫を上演するに相応しい美しい場所でした。

そう言えば、文学座のアトリエ公演｢アルバートを探せ｣の稽古と並行してやってたな...体ボロボロでアトリエの方も台詞量多くてしんどかったけど、楽しかった。
楽しかった。
#回顧録 #舞台 #三島由紀夫 #サド侯爵夫人

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