赤坂由梨さんのインスタグラム写真 - (赤坂由梨Instagram)「ㅤㅤㅤ アーモンド扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記されることで、なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちになってしまう。そんなとき現れたのが、もう一人の“怪物”、ゴニだった。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく―。怪物と呼ばれた少年が愛によって変わるまで。 2020年度本屋大賞翻訳小説部門で1位を獲得した本作品。さきちゃんが読んでいて気になって読んでみた。一気読みでした。タイトルのアーモンドは、脳の側頭葉内側の奥にある神経「扁桃体」のことでアーモンドの形をしているからその名がつけられたそう。この扁桃体が機能しなくなると、人は恐怖を感じることができなくなってしまうとどこかで聞いたことがあったけど、主人公のユンジェは恐怖だけでなく、喜びも悲しみも怒りも感じることができない。私だったら生きる希望もなくなるほどの辛い事件も起きてしまう。だけど、ユンジェを囲む人々がとても暖かくて、ユンジェ自身も母親の愛をたっぷり受けて育ったからとても良い子で、読んでるうちにユンジェに対する「可哀想」という気持ちは不思議と湧いてこなかったな…ゴニと出会ってからは特に。最後はしっかり涙したけど！著者のソン・ウォンピョンさんは映画の監督や脚本をされている方なのでとてもストーリーがきちんとしていて読みやすかったです。きっと映画化もされそうな予感。 #読書 #読書記録 #単行本 #アーモンド #ソンウォンピョン #아몬드 #손원평 #yuri__book」7月8日 22時21分