服部由紀子のインスタグラム(ceu0116) - 6月5日 21時56分
今日の投稿は、
本人の希望と、私達からのメッセージと、
いろんな愛情が入った1日の投稿。
5/23 私達にとっても、2人とその家族にとって思い出深い前撮りだった。
5/23の4日前に、突然サロンに新郎新婦が2人揃って来た。私は居なかったんだけれど、スタッフが対応。
その2人は秋に私が指名で担当する2人だった。
それが突然の前撮りの依頼。
「25日から抗癌剤治療が始まるんです。
髪が無くなってしまう前に、どうしてもやりたくて」
それを聞いて、察した。
急いで準備に取り掛かる。
次の日から新郎とだけで打ち合わせ。
テレビ電話で初めましての私。
「どうしたい?とても繊細な話だけれど、後悔して欲しくないし、やっておけばよかったなんて思って欲しくないから、全部やろう。思ってること全部だよ。」
新婦には内緒で決めたプロポーズと、急遽用意した指輪と、手紙。
そして、家族と親友1人を呼んだ簡単な結婚式。
協力してくださった提携先の会場ラソール名古屋で、それは叶った。
本当に、作り込まれたものでなく、ナチュラルなファーストミート。驚きと、嬉しさと、姿を見せた感動と。
そして、ハグ。
2人にしか分からない長い長い、離れないハグ。
それをみんなで見守る時間、全員で涙した。
乾杯して、みんなで頑張ろう!
癌と戦っていこう!
の気持ちを一つにして、前撮りが終わった。
「私、頑張れます。今日の写真見て、頑張れる!そして、当日も服部さんにお願いするの!だから、必ず元気になるから、だから服部さんの所に書いてください!」
悲しむ事なんて1ミリも見せない笑顔の裏に、
この日までの覚悟と気持ちの整理と、強い意志を持つのにどれだけのパワーを使っているんだろう。
進行具合、大きさ、全てを赤裸々に話してくれた。
むしろ、膨らんでいるものを、
胸の辺りを触ってみてって、
私の手をそこに運んでくれた。
5/24に投稿した、私の手を載せた記事は、
この花嫁みほちゃんのお母さんからの言葉。
よかったら遡って見てください。
「娘ににとっては、服部さんはスターなんです。憧れていて、やっと、やっと叶った日なんです。私達も今日があって、これから頑張っていけるんです。」
お母さん、何度も何度も1日の撮影の中で涙を流してくれたんです。手を握って、何度もお礼を伝えてくれた。
どうかどうか。
大切な人の為に検査を。
大切な人の為に、自分が生きる為に。
そして、そばにいてくれる大切な人との時間を。
当たり前が、当たり前じゃ無いんよ。
ちょっと見方を変えれば、かけがえのない存在で、笑ってくれる、触れてくれる、抱きしめてくれる事を奇跡と感じて欲しい。
抱きしめられるふりして、
抱きしめられてた
愛するふりして
愛してもらってた
どこかの歌詞にあったように、
自分がされている奇跡を大切にしてね。
この人と出会えた事は、あの瞬間、あの時に出会えなければ生まれなかった事。
みほちゃんが投稿して欲しいと伝えてくれた言葉には、
必ず皆さんへの強いメッセージと、
みほちゃん自身が頑張れるエールも含めて
書いて欲しいって言ってくれた。
だから、みほちゃんを応援して欲しい。
笑って、強くいて、目標があって、
楽しみもある。
そんなみほちゃんに、エールを。
またこうやって、私達セウ、カメラマン、ムービー、花屋のみんな、大切な事を教えられました。
言葉にしなくていい、感じられる、伝わるものがあればいい。
大切な時に、絶対セウさんにお願いしたいという気持ちを持ってくれる事、
それが何よりも私達が目指す 『思い出作り』なんです。
人と、思い出と、命と、
紡いで、繋げてくれるのが、
私達の仕事という役割。
4日前に声を震わせながら、
『先生、何とか時間作れませんか?
やってあげたいんです。この日に』
そう、想いがいっぱいになったスタッフあいの声が今でも忘れません。
少ない時間で精一杯やれたあなたがスタッフで誇りです。全ての関わってくれたみんな、カメラマン、映像、フラワーの担当の仲間。
精一杯の1日をありがとう。
@ceu.tokyo
@ceu_wedding
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2020/6/5