GQ JAPANさんのインスタグラム写真 - (GQ JAPANInstagram)「【A MESSAGE OF HOPE(連載:希望へ、伝言)】 Vol.1 YOSHIKI──すべての思いを込めた交響曲を作っています  GQ読者へ、自分へ、家族へ、日本へ、世界へ… 音楽家・YOSHIKIさんから、 いまを前向きに生きるためのメッセージ  「僕は今、LAの自宅にこもって交響曲を作っています。このタイミングにしかできない、この世界が新型コロナウイルスと戦っている今の思いを込めた曲を作ろうと思っています。  これまでは、地上にいる時間より飛行機に乗っている時間のほうが長いのではないかというくらい、世界を飛び回っていました。しかしアメリカで新型コロナウイルスが流行し始めてからは移動をやめ、家にこもり、作曲とピアノの練習に打ち込んでいます。  今の世の中は〝戦場〟だと思ったほうがよいのでは。あくまでもたとえですが、外に出れば〝銃弾〟が飛び交い、あちこちに〝地雷〟が埋まっている。まさに人類対ウイルスの戦争だと思っています。これまで、親しくさせていただいている医師や学者の方々からこのウイルスについての情報を聞いてきて、僕自身『これは只事ではない。決して軽視してはならない』と感じたので、その危機感をできるだけ発信してきました。  そんな僕の言動には、同じエンターテインメント業界にいる方からの反発が多少なりともありましたし、マネジメントスタッフからもやめたほうがよいのでは、という意見もありました。もちろん発言することにリスクがあることは承知していました。それでも僕は発言しないことのほうがリスクだと思い、行動することにしました。  ある意味、僕は『死』に囲まれて生きてきました。僕の父は、まだ僕が子どものころに自死しました。すでにこの世にいないバンドメンバーもいます。今でも死んでしまった人のことを思うたび、自分はもっと彼らに寄り添い、その思いを理解すべきだったのではないかと思っています。もしこのウイルスで失うはずではなかった命が失われるなら、どうか一人でも多く救われてほしい。僕を突き動かしているのは、そんな思いです。そしてまた、僕が今みんなに伝えたいのは、大きな視野で物事を考えていただければ、ということです。たとえばエンターテインメント業界のことだけを考えたら、一刻でも早くライブやコンサートができたほうがいいに決まっています。でもそのことで感染者が増え、医療崩壊の危機を招くようならそれは控えるべきです。エンターテインメント業界の社会も、世界全体の一部です。グローバルな視点から物事を見て、自分達がどう行動すべきかを考えるときではないかと思います。  今だからこそ、人々にとって何が大切で、人々は何のために生きているか、自分達の生きている意味を問い直してみる機会だと思います。今はそうした思いをメロディに変え、交響曲を作曲しています。音楽を通して、少しでも皆さんの心に寄り添えればと思います。皆さんの健康と安全を祈っています」  #gqjapan #私たちはどう生きるか #YOSHIKI」5月19日 11時49分 - gqjapan

GQ JAPANのインスタグラム(gqjapan) - 5月19日 11時49分


【A MESSAGE OF HOPE(連載:希望へ、伝言)】 Vol.1
YOSHIKI──すべての思いを込めた交響曲を作っています

GQ読者へ、自分へ、家族へ、日本へ、世界へ…
音楽家・YOSHIKIさんから、
いまを前向きに生きるためのメッセージ

「僕は今、LAの自宅にこもって交響曲を作っています。このタイミングにしかできない、この世界が新型コロナウイルスと戦っている今の思いを込めた曲を作ろうと思っています。

これまでは、地上にいる時間より飛行機に乗っている時間のほうが長いのではないかというくらい、世界を飛び回っていました。しかしアメリカで新型コロナウイルスが流行し始めてからは移動をやめ、家にこもり、作曲とピアノの練習に打ち込んでいます。

今の世の中は〝戦場〟だと思ったほうがよいのでは。あくまでもたとえですが、外に出れば〝銃弾〟が飛び交い、あちこちに〝地雷〟が埋まっている。まさに人類対ウイルスの戦争だと思っています。これまで、親しくさせていただいている医師や学者の方々からこのウイルスについての情報を聞いてきて、僕自身『これは只事ではない。決して軽視してはならない』と感じたので、その危機感をできるだけ発信してきました。

そんな僕の言動には、同じエンターテインメント業界にいる方からの反発が多少なりともありましたし、マネジメントスタッフからもやめたほうがよいのでは、という意見もありました。もちろん発言することにリスクがあることは承知していました。それでも僕は発言しないことのほうがリスクだと思い、行動することにしました。

ある意味、僕は『死』に囲まれて生きてきました。僕の父は、まだ僕が子どものころに自死しました。すでにこの世にいないバンドメンバーもいます。今でも死んでしまった人のことを思うたび、自分はもっと彼らに寄り添い、その思いを理解すべきだったのではないかと思っています。もしこのウイルスで失うはずではなかった命が失われるなら、どうか一人でも多く救われてほしい。僕を突き動かしているのは、そんな思いです。そしてまた、僕が今みんなに伝えたいのは、大きな視野で物事を考えていただければ、ということです。たとえばエンターテインメント業界のことだけを考えたら、一刻でも早くライブやコンサートができたほうがいいに決まっています。でもそのことで感染者が増え、医療崩壊の危機を招くようならそれは控えるべきです。エンターテインメント業界の社会も、世界全体の一部です。グローバルな視点から物事を見て、自分達がどう行動すべきかを考えるときではないかと思います。

今だからこそ、人々にとって何が大切で、人々は何のために生きているか、自分達の生きている意味を問い直してみる機会だと思います。今はそうした思いをメロディに変え、交響曲を作曲しています。音楽を通して、少しでも皆さんの心に寄り添えればと思います。皆さんの健康と安全を祈っています」

#gqjapan
#私たちはどう生きるか
#YOSHIKI


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2020/5/19

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