山口祥行のインスタグラム(yamariguez) - 5月11日 19時29分
花子の自粛
第9話 『さあ、行こう』
聴き慣れた声と共に、花子の身体を闇が覆い尽くしてゆく…… 闇の中、声の主に手首を掴まれ光のような速さで引っ張られて行く花子。
何分何時間何日が経ったのだろう
時の感覚も解らぬまま身を声の主に任せるしかなかった。 『着いたよ。花子、目をあけてごらん』
恐る恐る目蓋を開くと、眩しい光が花子の視界を覆った。
目の前に立っていたのは、神々しいオーラを纏い体長は優に3メートルは超えている巨人。
その横にはココロナが控えていた。
花子は驚きのあまり気絶してまった。
しかし、ココロナにすぐに起こされる
だが、また恐怖のあまり気絶してしまう。
でも、ココロナにすぐに起こされる
なんだけど、またまた気絶してしまう。
だからといって、またすぐにココロナに起こされる。 『気絶ばかりしてないで、人の話しを聴きなさいっ‼️』 と大男に怒鳴られ、気絶することが出来なくなった。
息を整え周りの景色を見渡して見ると
そこは、俗界を離れた地上でも地下でもなく広大無限に温かい光がさす雲の上。
花子は〝もしかして天国？私は死んだの？〟
心の中で思った。 『ここは天国でもないし、花子は死んじゃいないよ』
と、ココロナが心読して言った。
大男『我ら民族は以前、地球で暮していた者だ。労働が嫌になり人間や動物達を作った者だ！』 大男の姿を良く見てみると、文献にある神々や仏のようにも見える
大男『よいか花子。獅子はな、檻に入れられても猫にならぬ。獅子は獅子なのだ！』 続きは勝矢に
#花子の自粛 #小沢仁志 #中野英雄 #小沢和義 #勝矢
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2020/5/11
